今年も、
こどもが生まれて数年は、緊急事態。
赤ちゃんのお世話で、ちゃんと寝ることも、食べることも、お風呂に入ったり、トイレに行くこともできませんでした。
それでも、こどもは熱を出したり、言葉数が少なかったり、歩き出すのが遅かったり…。
その度に、何か間違ってたんじゃないか?
親としてやるべきことを、怠ったのではないか?
こどもの顔や身体をよく見たり、
別の何かを加えたり、今までやっていたことをやめてみたり。
本を読んだり、ママ友に聞いてみたり。
お世話しなければ、赤ちゃんは、死んでしまう。
あたりまえに、赤ちゃんを育てている何万人の母親と自分を比べて、落ち込んでみたり。
思春期、あれほど反発した自分の母さえ、自分よりもりっぱにみえます。
しかし、そのあたりでだんだんと気がつき始めました。
どんなに頑張っても、完璧な母親にはなれないと。
そして世界中どんなに探し回っても完璧な母親は、いないと。
自分が、あり得ない完璧なこどもを求めているから、こどもも、私も苦しい。と
完璧な母だけでなく、完璧な父も、完璧な人間もいない。
ありのままの人がいて、人はみんなそれぞれに、醜くて、美しい。
そして、変化します。
成長することもあれば、停滞して見えたり、後退して見えたり。
生きていたら、いろいろなことがあります。
完璧でなくても、幸せにはなることができます。
幸せでいましょう。