霜柱、雪寄せ草。名前と花は関係なく、冬、花が枯れた後、水を含んだ茎に氷の結晶がつくことからついた名前だそうです。一度見てみたい。
一日家を一歩も出ずに一人で練習していると、自分の身体のいろいろな些細なことに気持ちが行きます。
右足の裏側の、人差し指の付け根から、土踏まずに向かってまっすぐ1cmほどの線が他のところよりもぎゅっと地面に押し付けられている感じがします。
股関節のところで、血流が滞っているような感じ。首の後ろの凝るような感じ。
吹きながら身体のあちこちを点検していると、顔の筋肉そのものが硬直して、動きにくくなっていることにも気がいきます。
笛を吹くのを一時置いて、唇と歯の間をゆっくりと唇でなぞります。歯の一本一本の形を確かめるように、右から左。左から右。歯の裏側も何往復か。
口角を持ち上げて、笑顔のレッスン。目をギュウッと閉じたり、開いたり。
何がすごく変わったという感じはしませんが、フルートを吹いてみたら、急に音が滑らかに響きがよくなります。
身体を緊張で固めていると、共鳴することを止め、力で、空気を送り続けなくてはなります。
額や、頬、鼻腔にまで、音は響かせるには、筋肉を緩めることが大事です。
足や、腕、腰、お腹、頭、首、連携をよくすること。
そのためには、フルートだけでなく、身体のメソッドをすることが大事だということが、わかります。
全体と一部。一部と全体。
掃除や洗濯、お料理など、生活に必要なことも大切です。結局音楽にはその人の生き方のようなものが、出てしまうからです。
精進しましょう。