音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

ボーンズレッスン

2013-02-06 23:43:17 | レクチャー、マスタークラス

今朝は、ボーンズレッスン。

人がいて、自分がいる時に、自分の感覚を手放さないでいることができるかどうか?

誰か人がいると、一人でいる時と違って、いろいろ制約がかかってきます。
制約が全くないということはありえません。

しかし、感覚を、そのまま出さないというだけであって、感覚を殺して見ないようにするということではありません。

感覚は、自分だけのもので、外からはわかりようもなく相手によって変えなくてもいいのです。
言動は相手や場によって変える必要があります。
ところが、言動と、感覚を混同して、私たちは、感覚まで見ないようにしていることが多いのです。

演奏する時には、必ず相手がいます。その時、感覚を殺していてはいい演奏ができないのは当たり前です。

自分の生き生きとした感覚を持ちながら、人の前に立っているかどうか?

一人が寝転がって、目を閉じ、自分と床の接触面から、得られる感覚の情報を、みんなに話す。というワークをやってみました。

簡単なように思えますが、これが、大変。
「左の膝が、浮いているような感じ。」
「右のひじが、右のひじが…えっと。」
なんと説明しようか?と考えています。もう、感覚ではなくて、相手に説明することが、主になってしまいました。
右のひじの感覚に、ただただ耳をすませば、言葉は出てくるはず。
これが、できないから、誰かと組んだとき、軸がぶれて演奏がうまくいかなかったんだということがわかってきました。

感性を磨くということがどういうことかわからなかったけれど、いつでも自分の感覚を大切にすることだということが、少しわかってきたワークでした。