音楽の喜び フルートとともに

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I先生マスタークラス

2017-02-06 22:05:19 | レクチャー、マスタークラス
土曜日の午前中はI先生のマスタークラスでした。
今回はD♭durとBmoll。

D♭からロングトーン開始、5線内のD♭まで来たら、先生のチェック。

実はパテで、先月トーンホールをテープで押さえられたところを埋めました。

ところが、押さえられたのは2つで、ブリジアルキーのトーンホールを変えようとドライバーでネジを緩めたけれど、それ以上は、どうしても抜けなかったのです。

すると、やはりそれは先生にはわかってしまったのでした。

テープは先月貼って頂いたままですが、やはり少しよれていたのか、音程に影響しています。

低音のD♭の指で、高音のD♭を出してみると、全くあいません。

少し、内側に向けたり、頭部管のあきを調整したりしてもあまり芳しくありません。
2穴ふさぐ前よりは良くなってはいますが、もう少しきれいになるはず。と先生は思われているみたい。

今度は私もスケールを吹いていると、高音はB♭が、カスっとなってしまいました。

先生はまた、フルートをみて、ネジが緩んでいるところを発見。
そこの心棒を、押してみるとグラグラです。

「ドライバーを持ってたら、直してあげるんだけどね。」

しまった!パテを塗った時に、締め方が足りなかったらしい。

後1個のトーンホールについても「心棒が抜けない時は、ラジオペンチに傷つけないように布か何か貼っておいて、ゆっくり引っ張るといいね。」と、教えて下さいました。

さて、D♭durは、高音のG♭は右手3指を押さえ、A♭は右手34指、B♭は小指を押さえたまま。

⑤のクロマティック。低音のCからD♭の跳躍時は右手34を押さえたまま。

Bmollは、G♭が低めの方がきれい。

先生の音づくりに対する姿勢が、本当によくわかります。

自分の能力を過信せず、楽器など周りの環境を整えることも大切。

そして、音を聴くことに対する集中。
どんな微妙な変化も先生の耳は逃しません。