音楽の喜び フルートとともに

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ろくろ回し体験

2017-02-20 22:56:31 | 紀行
沖縄から土曜日には、帰ってきました。
ほんの2泊3日。移動をのぞくと、ほとんど、中1日。
夢の中のできごとのように思えます。

沖縄には何度か行っていますが、その時も短い。なので、前に行きたくて行けなかった所、やりたくてできなかったことが、いろいろあります。
その1つが金曜日に書いた首里織物体験でした。

もう1つは、壺屋通りで、焼き物を買うこと。

壺屋焼きは、1612年に、首里王朝が、沖縄のあちらこちらに散らばっていた窯元を、陶芸の良い土が取れる壺屋地域に集めて、焼き物を作らせたことから始まっています。

通りには、南風窯の遺跡が残っています。


300年の間、この窯で焼き物を焼き続けていたのです。

焼き物が地層になっています。

珊瑚に囲まれた島の外郭と、海底から隆起した島の中央。
その中央、壺屋には焼き物に適した土がふんだんにありました。

沖縄紋様に、今世紀に入ってからは、粘土の高い土をできた壺の周りに貼り付け、隆起させ、削ったりして立体的な龍や、魚を飾るものが流行り、


昭和になってからは、バーナード リーチによる民芸運動も加わり、今なお、普段の生活の中で使われる雑器と言われる線の太い器が連綿とつくられています。

とは言っても、今はこんなかわいいお店も増えています。

通りに面したお店を一軒づつ見るのも楽しかった。
端まで行って、一筋入った横道を帰ることにしました。

この狭い通りが、なかなかいいです。

伝統的な焼き物の瓦と塀が間近で見られます。

立派なシーサーのここは、育陶園。
焼き物道場看板が…。
「これこれ、ここ、ここ!」
と、意味不明な感嘆詞を夫に投げつけて、そこに入って行くと、『焼き物体験』の文字。
「これやってもいい?」
「え?やるの?」
「うん、ずーっと前からやりたかった。」
「やっても、いいよ。」
「ぼくは、いいよ。」
「えー!おもしろいよ。待ってるのつまらないよ。」
「ぼくは、いいよ。大丈夫。」

と、言うわけで、教えてもらいながらろくろを回して、土を成形し、コップを作りました。
土は、柔らかくて、左手で押さえながら、右手を口の中から突っ込んで、ろくろを回すと滑らかに土が変形していきます。
土の感触が気持ちよく、あっという間に体験は終わってしまいました。

残念ながら、乾燥して、絵付けをするのはできません。1カ月後に、その作業を先生がしてくれて、送ってくれます。

待ち遠しい!!