オリヅルランがさいていました。
気づいていませんでした。
玄関にあるのに

気づいていませんでした。
奥ゆかしいお花です。
6月末にするオンラインコンサートでギターの高井さんから頼まれたのが シューベルトのアルペジョーネソナタ。
1楽章だけですが ネットデュエットとズームで あわせます。
アルペジョーネというのは 失われた楽器で チェロのような形をしていて フレットがついていました。
1823年に考案されて、 1871年 シューベルトが アルペジョーネソナタを書いた時には もう忘れられて いました。
50年持たなかった。
同じ年に開発されたのがアコーディオン。
1827年にはベーム式フルートが世にでて、1840年にはサックスができ、
楽器の改発のビッグバンみたいなのがあって、新しい楽器ができては消えていった時代でした。
既存の楽器も軒並み音量を大きく改発されています。
1700年代から1800年代の楽器の音量調査を行ったデータがありました。
https://musashino-music.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=30&item_no=1&attribute_id=22&file_no=
商業音楽というものが成り立つようになり、ホールで 大勢の観客を入れて 演奏されるように なったことと 無縁ではない気がします。
そう思うとアルペジョーネは 今聞かれている チェロよりは音量が少し小さかったのではないかと思います。
シューベルトのこのソナタがあまりにも良くできていたせいで、いろいろな楽器で演奏され、アルペジョーネという楽器もその度に人々の想いの中に蘇ってくるのです。