音楽の喜び フルートとともに

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「呪能」天王寺舞楽

2023-11-28 21:02:00 | 日本
フェスティバルホールで四天王寺さんの「呪能」を拝見しました。
「青海波」は雨乞いの舞、「二の舞」は振りすぎた雨を治めるための舞で、ユーモラスなもので卑賤のものが舞うとされ、「二の舞を踏む」という語源になった舞です。

四天王寺では聖徳太子が自ら作ったという龍笛と高麗笛が収められています。その笛に、太子をお迎えするための舞「蘇利古

お帰りになる時の舞「太平楽急」

これは、槍や刀を振り回して舞われますが、平和を祈って振るので刀や弓は逆さまについているそうです。

舞の終わりの方で抜刀すると篝火か点灯し、太子の魂はお社にお帰りになられます。

5世紀の笛が残っていることが驚きですが、それが現役で活躍することはもっと驚きです。

室町時代、この笛を見たいと、後花園院が京都へ運ばせたところ粉々になり、四天王寺に持ち帰ると元に戻っていたという伝承から「京不見御笛(きょうみずのおふえ)」と呼ばれています。

舞や音楽、衣装もその頃インドなどから入ってきてそのままの形で受け継がれています。

おそらく本国では失われたのではないでしょうか?

ゆっくりとしたリズムは四拍子ではじめから終わりまで全く変わりません。

しかし、丹田に力が込められ、惹きつけられて目が離せません。

源氏が舞ったという舞や、厳島神社にも同じ舞が残っていたり、おそらく春日大社にも…長い歴史を感じます。

ガムランや、トルコの軍隊の音楽の響きも含まれているような(おそらくあちらの方は変化してしまった)不思議な感じです。
金銀に朱色や濃い緑、藍色など色彩豊かな衣装や舞台にも魅せられます。
しかも、あのお面!あれは何??

楽しかった〜!調べても記述のないものばかり。


クラフトマンシップ

2023-11-28 08:21:00 | バロック
今日はリペアのために梅田ドルチェ楽器に行きました。

見ていただいている間にルイロットを二本みせてくれました。

金の頭部管の方はラファンのリップライザーがついているので純正品とは言い難いかもしれません。

銀の方は初代ルイ ロットではなく、2代目。

どちらも高いF#の音が抜けません。中指の替え指にしたら、いい感じになりました。
モダンフルートとは指使いが違うのかもしれません。
どちらも古い楽器ながら軽くて滑らかな音がしました。

リペアマンは東京から来た小林さん。
「上線5のC#のロングトーンで終わる曲を吹かないといけないんですが、出にくくて」というと、実際に吹いてくれました。

それからきれいに調整してくれて、鳴りやすくなりました。

それから「Fluteケースとフルートが合わない。」と相談していたら、リペアの篁さんが、「貸してみて。」と横から入ってくれました。

「同じ色はないのだけれど…。」と、ちょこちょこっとお直し。
びくともしなくなりました。


本当に、リペアマンは心強い味方です。

ゲオルク フリードリヒ ヘンデル(1685-1759年)神聖ローマ帝国ブランデンブルク選帝侯領生まれ、グレートブリテン王国イングランド ロンドン没

「調子の良い鍛冶屋」
The Harmonious Blacksmith
は、『ハープシコード組曲第1集』第5番 ホ長調 HWV.430 の終曲「エアと変奏」に付けられた通称です。

クラフトマンシップ。
手に汗して働く庶民にして、腕一本で立つ矜持、誇り。
そんな鍛冶屋の様子を表現した曲だと思います。

「調子の良い」という翻訳には異論があります。
「Harmoniaus」は「音が調和している」という意味で、リズミカルや調子が良いという意味ではなく誤訳だそうです。
では何が適切かといえば、「調和している鍛冶屋」「よく響く鍛冶屋」で、日本語にするとなんとも座りが悪いです。

ニコラ・ド・ラルメサン(フランス語版) (1684-1755) 筆「ゆかいな鍛冶屋」
『ハープシコード組曲第1集』第5番 ホ長調 HWV.430
編集
ハープシコード組曲第1集(出版1720年)の8曲中の第5曲。下記の4楽章からなる。

Praeludium(前奏曲)
Allemande(アルマンド)
Courante(クーラント)
Air with 5 variations(エアと変奏)〜通称「調子の良い鍛冶屋」