京田辺の酒屋神社の裏の池。
波1つ無くて静か。
樹木が映っています。それだけのことで心が落ち着いて来るのでした。
シベリウスの「トゥオネラの白鳥」を思いだしました。
交響詩「トゥオネラの白鳥」
はフィンランドの神話の中の英雄レミンカイネンのお話し。
好きになったポホヨラに求婚するとその母親から死の国のトゥオネラに行き、そこの白鳥を射てくるように言われます。
第二曲「トゥオネラの白鳥」
は、死の国の湖に浮かぶ白鳥が描写されています。
レミンカイネンは白鳥を射ることに失敗し殺されてバラバラにされます。
悲劇を暗示するだけで、白鳥は静かに湖を行きます。
最後には、レミンカイネンは魔法の呪文によって復活しますが、この楽章は深く沈みこんだまま終わります。
誰も死から逃れることはできません。
しかし避けたい死の国をなぜシベリウスは描いたのでしょう?
神話「カレワラ」に描かれているのは、創世と死。
死と生。
何度も亡くなり、復活し、また、死へ。
人類は長く死の恐怖を、今よりもずっと身近に感じて来ました。
人々は飢えや病い、理由もよくわからないまま亡くなりました。
喜びとともに生きるか、死の恐怖に囚われたまま生きるか?
今よりずっと勇気がいったかもしれません。
目に見えないものは恐ろしいもの。
美しい音楽を通してみることで、死の国を想わせ、逆に恐怖が和らいでいく。
そんなことかもしれません。
今日も大変お疲れ様でした。
いつも温かいリアクション
ありがとうございます😊😊
北海道にコロナ禍感染拡大により
緊急事態宣言発令(;_;)
緊張感に包まれています。
お言葉にあるように〜
美しい音楽を通してみることで
死の国を想わせ逆に恐怖が和らいでいく。
苦しい時に美しい音楽を見聞きすると
心が落ち着き優しい気持ちになれる気が
します(^_^)
今日もどうぞゆっくりお休み下さい。
それを知ったのは、水野英子氏の漫画です。
強烈且つ衝撃でした。
北欧地方の厳しい条件に生きる人々、そこに広がる景色を観たのは、NHKの名曲アルバムでした。
ユッカ・ペッカ・サラステ指揮による演奏を聴きに行ったのもこの頃。
CDも、即買いました。
この曲は、わたくしの人生に於ける衝撃の1曲と作曲家です。
シベシウスの音楽が、心を落ち着かせてくれるのは、それが、神秘的な湖とか、フィンランドの森とか、鳥のさえずりとか、そういう自然を連想させてくれることが、大きな要因であるように思います。
大きな自然に包まれるような音楽。こういうコロナのときこそ大切なものであるような気がします。
素晴らしい絵に勇気づけられています。
水野英子さんのそれは見たこと無いですが、どの作品も惹き付ける世界観ですね。読んでみたいです。
名曲アルバム、素晴らしい番組です。
トゥオネラの白鳥、すごい曲ですよね、魂の奥底を揺さぶられる気がします。
自然はどこの国も共通しているところがありますね。
共通の思いを見つけていくこと、気持ちを理解していくと同調できない時も、手を繋いで話しあっていけます。
コロナで傷ついた人々もお互いの気持ちの支えがあれば、それ以上の傷は防げる気がします。音楽はその端緒になれると思うのです。