
今日は、フルートアンサンブルエスカルの練習日でした。




ガロベ・フェルディナンド・ベイン
11月10日(日)13:00開演
エスカル定期演奏会
ラ・サーラ・ディ・オルフェオ
での定期演奏会のための練習です。
今回はその一部
ビゼーの「アルルの女」の組曲をフルートアンサンブルに編曲して演奏するのですが、この曲の「ファランドール」にはどうしても太鼓が必要と言うことでメンバーの1人が太鼓を叩いてくれることになりました。
太鼓が入るとグッと南仏のイメージが出てきます。
榎田先生、「南仏では、なんとかいう吹きながら叩くやつでするんだ。」と言うことでなんとか言うやつの代わりがこの太鼓。

後「くるみ割り人形」の組曲もするので「アラブの歌」のタンバリンが乗っています。
これはベリーダンスの鈴の代わりです。

なんとかいう太鼓調べてみました。
「プロヴァンス太鼓」と言うそうです。
両側に皮を張った胴の長い太鼓のことです。
撥で叩く方の皮には1本のスネア(響き線と言う振動を増幅するための線。現在ではコイル状の金属線です。)がついていて、紐で肩から吊るし、左手にもった小さなハンマーのような撥で叩きます。
その際、右手には単純な構造の笛を持ち、これを吹きながら太鼓を叩きます。

ガルベとタンブラン (Galoubet-Tambourin)と南仏では言うそうです。
タンバリンとは別物です。
ガルベは3つ穴の空いたリコーダーのことです。

ガロベ・フェルディナンド・ベイン
歴史は古くルネサンスの時期からありました。
いろいろなタイプのガルベが併存していましたが、フランス革命以降 4つの基本音はすべて 1 音離れていて (E フラット - F - G - A)が普及しました。
オーケストラでは演奏者が同時に笛を吹くことはありませんが、ビゼーの『アルルの女』の「ファランドール」や、ミヨーの『フランス組曲』の「プロヴァンス」のように、プロヴァンス太鼓のリズムに合わせてピッコロやフルートが旋律を演奏することがあります。
バロック カルテットが演奏するカルべとタンブランを使った「カンヌのファランドール」
オーケストラのビゼーの「アルルの女」よりファランドール、プロヴァンス太鼓が使われていますが、笛はピッコロとフルートで奏者は別です。
ロリンマゼールさんですね。
阪神大震災の前の年、つまり1994年に神戸国際会館でマゼールさんが指揮するヴェートーヴェンの交響曲を聴きました。
オーケストラはイギリスのフィルハーモニア管弦楽団
たぶん交響曲4番5番だったと思います。
翌年、神戸国際会館は震災で倒れてしまったので、今思えば、あれが旧神戸国際会館へ行った最後でした。
倒れた神戸国際会館の写真は新聞などにも結構載りました。
手首から先の動きがとてもしなやかなマゼールさんの指揮を動画で見ていると、在りし日のマゼールさん、そして、昔の神戸三宮のことなどいろんなことが心に浮かんでジーンときました。
そうなのですね。
神戸国際会館も倒壊しましたね。
以来、三ノ宮の駅下のわけのわからない怪しいお店も減りました。
マゼールさんも素晴らしい指揮者でしたね。
そう思って見てみると
本当にジーンとしてしまいますね。