2冊目は、ピアソラの「タンゴの歴史」
西宮ギター練習会で思わず初見でやった「カフェ1930」が入っています。
あの時の気持ち良さが蘇ってきました。
ピアソラは、はらわたの底をえぐるような曲が多いです。
1980年59歳のピアソラの曲。
第1楽章は、1882年にブエノスアイレスで生まれたタンゴ。フランス、イタリア、スペイン出身の売春婦たちに会いに来る警官、泥棒、水夫、ろくでなしたち。かれらを誘惑し翻弄します。初演のフルーティスト、M.グローウェルス。
冒頭のフレーズの4つ目の音(高音e)は売春宿の摘発の警官の呼笛の音だそうです。
第2楽章:1930年:カフェ(Café, 1930)
1930年には、人々は1900年のようにタンゴを踊るのをやめて、タンゴは踊る音楽から聴く音楽に変質していました。
より音楽的でよりロマンチックな音楽。
動きはゆっくりとして、メランコリックなハーモニーに溢れています。当時のタンゴオーケストラは、ヴァイオリン2台、コンサ2台、ピアノ、およびバスで編成され、時として歌手も加わることが有りました。
第3楽章:1960年:ナイトクラブ(Nightclub, 1960)
1960年代、国際的な人の交流は大変な勢いで増加していきました。
ブラジルとアルゼンチンがブエノスアイレスで出会い、ボサノバと新タンゴが同じリズムを刻むようになり、大幅な変革の時を迎えます。
新しいタンゴを聴きに、聴衆はナイトクラブに殺到しました。この時期は、タンゴの革命の時期であったともいえます。こうして、もともとのタンゴから現代タンゴは大きく変わっていったのです。
第4楽章:1990年:現代のコンサートホール(Concert d’aujourd’hui)
ここに至り、タンゴ音楽のコンセプトは、バルトーク、ストラビンスキー、その他の現代音楽と混じり合います。無調と調性が入り混じります。第1楽章のモチーフが使われています。「これは現在、そして将来のタンゴなのです」(アストル・ピアソラ)
ピアソラの”タンゴの歴史” いいですね!
3冊目は 何だろう?と 気になります
ピアソラの次は プホールのブエノスアイレス組曲だろうか? なんて勝手読みしてます
ブラジルのショーロもいいいですよ!
えへへ😅
三冊目、大当たりでした!さすがですね!
ショーロもいいですね❣️