雨が降って、今日は季節が戻ったような寒さでした。
桜散ってしまっただろうなぁ!
行春や 鳥啼 魚の目は泪
芭蕉が、親しい友人たちと別れて奥の細道の旅に出る日。
若い時とは違い、もう二度と会えないかもしれない。
行く春を惜しみ、鳥も慟哭し、魚も泪を湛えているように見えます。
父の入所する施設を見学に行ってみました。
ホテルのように豪華な所もありました。足湯があって、いつでもつかれる施設も。
「家族部屋」があって、施設の人に「こんな部屋もあるのですね。」とてっきり一緒に過ごすための部屋かと思っていたら、「ここでは、最後まで見させて頂きますので、ここで看取られるご家族さまとのお部屋です。」
と、聞いて絶句してしまいました。
そういうことだと思ってはいましたが、改めて目の前に突きつけられた気がします。
芭蕉は自分の強い意志で旅立ちましたが、父の意志はここにはありません。
これでよかったのか?
まだ家で頑張れば見れるんじゃないか?
気持ちがあちらこちらに乱れます。
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