音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

緩め方

2009-08-17 21:31:22 | Weblog

恭仁京に流れる小川。昨日次男が行ったときに写真を撮ってきてくれました。護岸工事をしてない、土手の小川は目にしなくなってきました。
子どもの頃、近くを流れる寝屋川の支流、春になるとたんぽぽの花が咲いて、一面黄色の土手。
ダンボールをお尻に敷いてすべった土手は、一雨降ると、全く昨日と違う形の土の溝が無数に出来て、新しい遊びがまた生まれました。
蛙や蟹、バッタ、
とんぼ、蛇にざりがに、蛍もたくさんの生命にあふれていた土手。
70年代に多くが、暗渠や、コンクリートに固められてしまいました。
下水道工事が進み、また、戻ってきたところもありますが、以前に比べて土手はぐっと減ってしまいました。

顎関節を触るようになってから、本当に体が楽になりました。舌の動きも快調です。
ただ、身についた癖はなかなか取れず、演奏の途中ですぐに固くなってしまいます。

「痛みがあると、その痛みを紛らわすために、別の痛みをひき起すよ。」

確かに顎関節から、肩、指、腰と同じ側ばかりが悪いです。何度も演奏を止めて、固くなった場所を緩めては、演奏します。練習時間の配分が、演奏している時間が以前に比べてずっと短くなりました。
それでも、演奏の質が以前よりましになっているのがわかります。
痛みや、凝りを無視して、どんどん練習していくスタイルで、どんどん癖を強化していったことが今ではわかります。と言っても緩め方もわからなかったわけですが・・・。

子ども達にも、何度もやみくもに勉強させて、仕事をした気になって、質の悪い学びを提供していたなぁと思います。まず自分の身体の声を聞き、自分を愛するレッスンをすることで、子ども達への関り方も変ってくるとそう思います。




ひまつぶし

2009-08-17 00:03:17 | 音楽
白い朝顔。朝顔は、8世紀に中国から日本に輸入され、いろいろ交配されて、数え切れないくらいたくさんの変種があるそうです。青色が原種だそうですが、遺伝子の一つでも欠損すると白色が咲くそうです。

練習しても間に合わないかもしれない…って思う時、多々あります。

しかし、仕方ないぎりぎりまであがき続けることが、きっと大切なんだと思います。一生かけても無理かもしれない、結果だけがすべてだと思うことは最近なくなってきました。年取ったのか。気が長くなったのか。
3ヵ年計画とか、5カ年計画とか結構平気です。…明日死んじゃうかもしれないのに。

人生は死ぬまでのひまつぶし。楽しんだものの勝ち。どんなことも、プロセス。経過点の一つに過ぎない。
どこまで、自分の力を伸ばすことができるか?それだけが大切なことなんだと思います。たぶん。
と言っても悟ったわけでもなく、まだまだ、あがきますけどね。

感謝

2009-08-15 20:20:07 | 音楽

次男と夫が、山城の森で、遊んできました。今日の収穫は玉虫、オニヤンマ、川エビ。ノコギリクワガタ。
次男が携帯に玉虫の写真を送ってきました。「たまちんにノコチン、えびちゃん。えびちゃんって言ってもテレビに出てる人じゃないよ。」川エビはどじょうの水槽に仕切り板を入れて、ドジョウに食べられないようにして、飼う事にしたようです。簡単な仕切りなのでだいじょうぶかな?と思っていたら、夜になってみると何匹か脱走してドジョウに食べられてしまいました。
長男も帰ってきて、3人で、何度も水槽を覗きにいっています。癒されるみたい。
行っていない私もおかげさまで、森の息吹を感じることができました。ありがとう。

今日は、8時半から10時まで時間のないSさんが、合わせてくれました。12日に合わせてから、3日間連続で、合わせてくれていました。
12日通らなかったので、あわてて練習日をふやしました。合奏してちゃんと演奏できる形にしておかないと、使い物になりません。一人で練習していたら、絶対にクリアーできないところです。
本当にありがたい友達です。
お互いに仕事があるので、朝早かったり、晩遅かったり。少ない時間をやり繰りしてくれました。
おかげさまで、本来の演奏を何とか取り戻すことができたのでした。
本当に何度感謝しても足りないくらい。
それにしても、一体何人の人に支えてもらっていることでしょう。
私は本当に幸せ者です。


顎関節と未来創造堂

2009-08-14 22:55:49 | 音楽

この色の薔薇、すごい好きです。

心と体のワーク。いよいよ佳境に入ってきました。
顎関節を知るためのワーク体験してきました。
耳の前のあごの骨に指を添わせ、2.3度口を開け閉め、左右回転などする。次に、首の骨の1センチ左をさわり、開け閉め、鎖骨に触れて、開け閉め。そして、ぼんのくぼに触れて開け閉め回転。

どうやっても取れなかった、右あご関節の凝りが取れて、柔らかくなりました。
今夜は、呼吸、肩甲骨を中心にやって、最後にフルートを吹いて聞いてもらいました。
すると、いつもの調整で、吹くと、やっぱり、444HZとかで高い。無伴奏ながら、気になってうまく演奏できませんでした。
2回目、演奏途中、先生が、背中に回って、手を回し、下腹を軽く触ってみると、「音が変った。」と、メンバーのみんなが言います。「涙が出る。」なんていってくれる人も・・・。
困った。確かにとても楽に呼吸できます。触ってもらった状態で演奏したい。

仕方ない。後演奏までもう少し、何度もこの感覚を味わいながら身体になじませていくしかないなあ。今回は間に合わないかも。まあ、ぎりぎりまであがきましょう。

「未来創造堂」見ました。恵ちゃんの顔一瞬でしたね。でも、演奏は、3回出てきたのかな?
顔無しで超絶技巧もちょっとだけ、もっと聴かせて欲しかったなぁ。始めの照明のボタンのお遊びとか関係無いことで時間取り過ぎ!とか思ったけれど、なかなかフルートのこと取り上げてもらえないから、取り上げてもらえただけでも感謝しなくっちゃいけないんだろうか?
「恵ちゃんって本当にすごいフルーティストなんだぞ。もったいないぞ、日本テレビ!」とか思ってしまいました。
でも、なかなか会えないので、テレビでも会えてうれしかったよ。これからもまた演奏聞かせてね。


テレビ放映のお知らせ。

2009-08-13 22:10:17 | 音楽
明日、平山恵さんが、未来創造堂で、演奏されます。

「でも、あまり良く吹けなかったので、ご覧いただきたいような聴かないでほしいような複雑な心境です。と本人は言っていますが…。

国産フルート「ムラマツフルート」の第一人者村松孝一さんの特集をされるようです。
内容も興味深いです。

「未来創造堂」 日本テレビ系 14日 23時~

http://www.honda.co.jp/on-air/sozodo/

日本テレビというと、こちらでは読売テレビかな?10ch?調べて見てね。

ハープとピアノとフルートの暑い夏

2009-08-13 08:58:45 | 音楽

昨日は、2時半から、3時間。幼稚園廃園跡を利用した休日の子育て支援施設をお借りして、ヘルマンハープとその後、ピアノと合わせました。

ハープは、「アルルの女」と「カヴァレリア・ルスティカーナ」のそれぞれ間奏曲。
いつもは誰かの家で練習するのですが、天井が高く広いお遊戯室跡は残響が多くホールで演奏した状態に近いので、そこで、録音したものをサンプルCDにしようか。と言う企画。

案の上、良く響いていい感じ。
ところが、今や子育て支援室になっている幼稚園跡地は、広いホールに家庭用クーラー1台と扇風機。扇風機は音が大きいのでつけられない。窓はもちろん開けられない。時間は午後2時半。クーラーなんか全く効きません。過酷な録音になりました。

しかも、録音していると、突然シャカシャカ、キーンという音が…。
向かいの小学校の側溝横の草刈をしている音でした。
「草刈なんていつもやっているわけじゃないのになぜ今日?」メンバーのぼやきにも関らず、草刈機はとまらない。
録音は中断して練習。部屋の温度は上昇しているような気がします。
幸い30分ほどでその場所での草刈は完了し、再開。

録音場所や並び方をいろいろ試してみましたら、レコ-ダーをを中心にハープ3台で半円形に並び、その半円に対面する位置ですが、ちょっと離れた位置にフルートが立つとちょうど音が混じって音量のバランスもいい感じで録音できました。

いつもは、ハープの後方に立つのですが、それだと、音量のバランスはよくても、ハープは生音のようにきこえますが、フルートがどこからふいているのか?別世界から聞こえてくるような音がします。
こんな風に聞こえていたのかと、びっくり。コンサートの時も考えなくっちゃ。

蝉が鳴いたり、楽譜を抜く音が入ったり、椅子がギギギーと鳴ったりで何度も何度も取り直し。
なにより暑い。最後は、頭がぼけてきて、自分がリピート記号をしたのか、しなかったのかわからなくなるような状態でした。
しかしメンバーも妥協を赦さず。「ごめん、今ちょっとバラけた、もう1回やって」ととどめの1回…なんとか、録り終えることができたのでした。

続いてピアノと私の練習。集中力も体力も限界、Otaka1楽章が通らない。
ボンミス連発で、暗譜していたはずの一部が飛んだり。時間借りなので、休んでもいられない・・・。持参したお茶も無くなって、最後の一杯を、Sさんと半分こ。
「砂漠で、遭難したみたいだね。」
しかし、3時間位でこんなになるとは、おそるべし日本の夏。お願い、業務用クーラー置いて~。

「ごめんなさい、もう1回日を取って下さい。」と最後にはSさんにお願いして、時間切れとなりました。

散々グチりましたが、「演奏家は、どんなアクシデントにも対処できないと・・・。」と最後には書いておきます。みなさんはまねしないように。


やましき沈黙

2009-08-12 09:40:36 | 本・映画など
お初天神の右近の橘。実がなっていました。
昨日、無事楽器を治してもらいました。お盆明けまで、予約できないと聞いて、目の前が真っ暗になったところを、助けてもらいました。調子が良くなった笛で、とっても気持ちいいです。メンテナンスはいつものHさん。若い女性ですが頼りになります。信頼してます。
昨日はドレスとコサージュも完成!Mさん、Gさんありがとうございます。コサージュも想像以上の出来で本当に幸せものです。「うまくいくように、念を入れといたから」といGさんの言葉にも感動。
いろいろな人の支えがあって、音楽活動ができることを改めて実感。感謝、感謝です。

昨日BIG ISSUEを買ったら、「戦争を終わらせる」というテーマで特集してました。長野県松代の防空壕など、戦争遺産を保護する取り組みをしている人たちがいるそうです。

この前、ひめゆり隊のことを書きましたが、戦争末期、長野松代に大本営を移動させて、戦争を続行しようと言う計画があったそうです。
当時何処にもまだ無かった水洗トイレや、天皇を迎える豪華な和室。三種の神器を収める場所まで、作っていたそうです。それを作る期間を稼ぐための戦いが、沖縄戦だったそうで、たくさんの沖縄の一般市民のいのちが失われることになったそうです。結局松代大本営は一度も使われずに終戦。

NHKでも、戦後海軍の特攻作戦に関った人たちの反省会が開かれていたそうで、その録音を使ったドキュメントを放映していました。
空軍では「神風」特攻。海軍では、「回天」という人間魚雷。爆弾を載せた魚雷に運行の設備は無く、中に人が乗って、敵船を見つけて漕いで体当たりするという、海軍の特攻のための兵器だったそうです。
他にも潜水服を着て特攻する実験とか、人が直接特攻する新兵器をどんどん実験していたそうです。
その実験段階でも失敗してたくさんの兵隊がなくなったそうです。
当時でさえ、愚行と思えたその計画。

「なぜ止まらなかったのか?」という自問自答に、一人の人が答えていました。

「やましき沈黙」

「肉弾」と言う映画音楽をラジオで聴いたことがあります。これは、若い兵隊が「回天」に乗せられて、敵の船をめがけたものの、到達せず。海原を漂い、飢えと乾きで亡くなって、最後には骸骨だけになって、それでも魚雷は漂っている。というあらすじですが、映画を見ていないのに、その、平和な波間を漂うような音楽とともに、強烈な印象となって、私の頭の中に残っています。

市民を犠牲にした豪華防空壕建設。特攻。いずれもこれで勝てるとは、理性と知識のある人たちは思っていなかった。それも少なくない人々が。にも拘らず、とめることも出来ず、自ら手を染めていった。

人間ってなんて愚かなんだろう。

私も自分の中の、この愚かさのことを真剣に考えたいです。自分の中の「やましき沈黙」を

楽器に感謝

2009-08-11 08:37:32 | 音楽
昨夜は、インターネットに繋がらなくなって、あせりました。お天気が悪かったのでモデムに雷でも落ちたかと思って、右往左往しました。
今朝になって、モデムと、本体をつなぐ、コードが緩んでいたことが判明。ぎゅっと突っ込んだら、開通…よかった。

フルートも日曜から調子が悪いです。足部管のCキーを押すと上がってこない。バネか、ねじかと、油を差したり、ドライバーではずそうとしたら、きつすぎて取れないです。6月に調整に出したばかりなのに…。

ドルチェ楽器に電話したら、「修理の予約は一杯なので、お盆明けから。」と言われて、おおあせり
何とかならないかと相談。今日、朝1なら、OK。ということで、今から楽器を持って行って来ます。

ゆっくり練習する日のはずだったのですが、有能なプロの人は、こうなる前にここまで来る前に、予期して、メンテナンスなんかするんだろうなぁ。

そういえば、6日のレッスンの日に先生に「楽器に感謝してる?時々ありがとうっていっとかないと、楽器も嫌になってくるよ。」と言われていました。
ほんとに、先生は感性が鋭い。

楽器にごめんなさい。ここ数ヶ月酷使するばかりで、感謝がたりませんでした。

関節を知る

2009-08-09 21:33:59 | 音楽

ゴーヤの棚。数年前は、ゴーヤって何?と言う感じでしたが、今や、夏のおかずの定番。庭に植えている人も多いです。ここの小学校でも、4年生の理科はゴーヤの栽培。夏バテのとき、食べたい野菜ですが、息子達は苦味が嫌い。塩でもんで、茹でて、水にさらしてから炒めます。苦味がおいしいのに。惜しいことです。

以前、肩甲骨、骨盤、坐骨で時計の文字盤をイメージして床や壁の上で文字盤をなぞるようにそれぞれの骨で、ゆっくりとなぞるという動きをワークで習ってきましたが、脳に骨を思い出させることで、筋肉を固めることで対応してきた体の、骨と筋肉のバランスを取り戻すことが出来ます。

すると、呼吸が楽に出来るようになります。体が自由になると、楽器の演奏もうまくいきます。
ところが、長年の癖は、取れず。つい、難しいところ、フォルテッシモなど、力が入って、またバランスが悪くなってしまいます。

これをどうして克服しようかというのが、私の次なる課題です。
昨夜のワークで「どうやって維持したらいいですか?」と聴いてみました。
「維持しようとか思っていることが無理。味わうのよ。気持ちいいことが脳は好きだから、気持ちよさを味わい尽くしたらそちらに移動するのよ。」
というわけで、寝たり起きたり、壁によっかかったり。
フルートを持って、寝たり、壁に沿ったり。
癖の戻り方が少しずつ、遅くなってきました。

フルートを吹いていると、顎関節がこってくるので、顎関節の上に、軽く手を置いて、開けたり閉めたり。首もこるので、後頭部と首の手を置いて、ゆっくり動かしてみたり、してみました。
これが、劇的。4,5回まわしただけで、音は変るし、鏡を見て片側ずつすると、頬や、目の位置、しわまで変ってきます。ほんとにおもしろいです。フルートのおかげで、長年の体のつらさまで減ってきました。体が自由に動くと言うのは本当に幸せです。



お盆のはじまり

2009-08-08 23:48:15 | Weblog
お盆の渋滞はもう始まっています。何処へ行っても、車の列が切れません。
しかし、我が家は、夫は台湾。明日帰って、月曜日には九州。
息子達は家にいますが、わたしも普通に、仕事してます。フルートに児童会。
人が動く時に動かない私達です。みなさんは移動日かな?
1000円高速のおかげですごい渋滞みたいです。お気をつけていってらっしゃい