音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

ちょっと反省

2011-07-16 21:27:40 | 音楽

自分で、規則を決めて、土日はブログ投稿お休みと言ってたのですが、昨日書き込めなかったので、今日投稿することにしました。

昨日書き込めなかったのは、酔っ払ってたから…。反省。
息子が友達と夕飯を食べてくるからというので、仕事帰りの夫と待ち合わせて地元の居酒屋山住さんで、夕食。気が利いてて、とってもおいしいお店です。
じゃばら酒=じゃばらという、和歌山の北山村というところだけでとれる柑橘で作ったリキュール。すっぱくて、さわやかな飲み口にぐいぐい飲んでいたら、きました。きました。2杯で、まっかっか、自転車がもう家までまっすぐこげません。

帰ってからも、パソコン開けたまま椅子で眠ってしまい。ついにあきらめて寝ました。
「とっても良心的な店だった。」と夫は言います、チューハイもリキュールも標準の店より濃かったと言う意味です。
私は山住さんでは、一杯しか飲んではいけないと言うことを学びました。

昨日は、午前中レッスン。
地元の老人会から、演奏を頼まれた生徒のSさん。
ピアノはないので、CDプレーヤーを持ち込み、それに合わせて演奏します。
プログラムは、カルメンの間奏曲、ハバネラ、浜辺の歌、故郷、この道などです。

優しく癒される選曲は、Sさんの性格を現しているようです。
おじいちゃん、おばあちゃんたちに喜んでもらいたい気持ちが、一杯こもっています。

せっかくなので、いい音で気持ちよく聞いてもらえるように、最後の最後まで音のための練習をして実力を引き上げる努力を惜しまないように伝えました。
きっと、今までのうちで最高の演奏をしてくれると期待しています。

午後はピアノのSさんと合わせ。
ゴーベールのファンタジーは、なかなか合わせるのが難しい小品です。
1912年ゴーベール33歳の作曲ですが、1938年59歳のときに作曲したソナチネの一楽章に使われたスケールと転調を組み合わせた美しい旋律を彷彿とさせる手法がもう使われています。
ゴーベールの使うピアノは伴奏という域を超え、フルートと絡み合う旋律を、演奏します。Sさんも生き生きしているのがわかります。私も答えてどんどん活性化。
デュオのおもしろさはこういう相乗効果。

またやりたい。


子育てサロン 避難訓練

2011-07-14 22:19:41 | 子ども

クイーンオブエデン デヴィットオースティン。この暑さで、このバラももう終わりです。
今年は、花が少なくなるのが早いように思います。

火曜日には子育てサロンを開きました。
今回は、フェルトでつくったサンドイッチに、やはりフェルトで作ったにんじんや、ピーマンやレタスをはさんで遊びました。できたサンドイッチを手に「お弁当の歌」を歌ってピクニック。
そこに、雨が・・・ウレタンビーズを入れて作ったお手玉を子どもたちの上に降らします。

「キャー。」と笑いながら、お手玉を拾って投げる子どもたちやお母さんたちに、大きなスタッフが大きなビニルシートを広げ

「あまやどり、あまやどり。」とシートの下にもぐりこみます。

雨がやんだ後、座ってお弁当を頂きます。

「いただきます。」
「パク パク パク」「ムシャ ムシャ ムシャ」お母さんやお友達と楽しくサンドイッチを頂きました。

ダンボール箱をたくさんもらってきて、箱に入ったり、おもちゃを入れたり出したり、トンネルのようにくぐったり、自由に遊んでもらいました。

今回は避難訓練もしました。
3.11以来、もしサロンの最中に地震が起きたら?と、スタッフといろいろ考えてやってみました。

避難するのに一番、早い経路。安全な場所はどこか?
コミュニティルームは小学校の敷地内にあるので、ドアを開ければ、運動場に避難できますが、参加者は小学校側にはない玄関から入ってくるのでそのことを知りません。
そのことを知ってもらい、実際に体験してもらうことが大事だと思いました。

それだけでなく、とっさの場合、自分の子どもを探しに行くことが危険だと言うことを聴いていたので、とにかくそばにいる子どもを抱いて、逃げてもらうことにしました。
大人もたくさんいるので、どうか安心して任せてくださいということもお願いしました。

また、瓦礫や、破片が落ちていて怪我をすることもあるので、そばにあるスリッパを履いてもらうことにもしました。

ピアノがいつなるかわかりませんが、鳴ったら避難してといっておきました。

やってみると、どのお母さんも真剣。
違うお母さんに抱かれて、少し泣いた子どももいましたが、みんなそろって、短い時間で避難することができました。

自分の子どもだけでなく、そこにいる子どもたち全員を大人たちが守る。と言うことを申し合わせることで、自由参加、毎回誰が来るかわからない地域のサロンですが、連帯感と、責任感がスタッフも含め、お母さんたちにも芽生えたような気がしました。

こういうことが、有事にはきっと役に立つはずです。災害は予想できませんが、みんなが連帯して子どもを守ると言う意識は、強い力になると改めて思いました。



梅田でレッスン

2011-07-13 21:41:35 | レクチャー、マスタークラス

近所のノウゼンカズラが咲くと、夏がやってきた気がします。

今日は午後、梅田でレッスン。
バッハの無伴奏ソナタBWV1031の2楽章。
もっと、音楽の形、何を表現したいのか?
ただ吹くだけじゃだめ。もっと、考えて。
「わからない?」って顔してるね。
「わからない?」と、思った瞬間、思考停止になってるでしょう。
そうやって止まっている暇があったら、だめな吹き方も、やり方も音楽にはない。音はどんな音でもつかえるんだから、いろんな方法を自分でやってみるんだよ。

「どうやったらいいんだろう?」って顔に描いてあるよ。
僕は前は、「どうしたらいい。」って教えていたけれど、後で聞いたら、ほとんど残っていない。それより、自分で考えたことの方が残るんだよ。だから、もう教えない。

曲をさらうだけでなく、その曲の音と音の連結を考えながら、トレモロばかり2時間。
タンギングを舌の位置をいろいろに試しながら、同音を刻みながら5分。

フラッタータンギングは、タンギングをする舌のコントロールのための練習にとてもいいから、何分も楽に続けられるように練習すると良いよ。

音を良く聴いて、同じやり方ばかりでなく、いろいろな位置や形で、悪いといわれるやり方も一度は試してみるんだよ。
そうしないと自分で理解できないからね。
練習しているのに、レベルが上がらない時には、そういう練習が足りないんだよ。
考える練習。

バッハをするんだったら、他のバッハの曲をいろいろやってみて血肉にしていくんだよ。
こういう風に吹くもんだと、初めから決めて吹いたら、おもしろくないよ。
自分で考えて吹いていると、吹きながら、インスピレーションが湧き上がってくるんだよ。感性が大事だよ。

ガンガン曲を練習していると、集中しすぎて、視野が狭くなって、置き去りになっていることがたくさんでてきます。ちゃんと考えて、さっさと練習しよう。


音楽であそぼう!7月

2011-07-12 20:55:51 | 音楽で遊ぼう

週末は盛りだくさん。土曜日は「音楽であそぼう!7月」でした。

学校の庭には、子どもの植えたミニトマトが暑い日差しの中、ピカピカで宝石のようでした。

7月で思いつくことは?
「なつまつり よーよーつり ゆかた なす あさがお ぼんおどり うみ なつやすみ やつやさい しそ あつい プール かきごおり すいぞくかん みずあそび ながしそーめん アイス  
じゃがいもほり こうえん ぶどう みみず  せみかぶとむし トマト きゅうり ピーマン すいか ゆうやけ ひまわり ばった せみ てんとうむし おくら 山 ディズニーランド ユニバーサルスタジオ おばあちゃんち りょこう わにプール にんじん」

たくさんでました。子どもたちの身の回りのことから、夏休みの楽しい予定まで、いろいろ話しながら出してくれました。

それから、今日はリムスキー=コルサコフの「インドの歌」をフルートとピアノで聴いてもらい、感じたことを絵に描いてもらいました。

これは、ピアノとフルートと私だそうです。ピアノは虹色に見えたのかな?私は水色に白のカーディガンだったのに、ピンクと黄緑、胸にはハート。この辺りがリムスキー効果?!



この子は、ピンクの虹と空かな?



曲の最後の方が、なんだか鮫に食べられて「
あ~あ・・・。」って感じに聞こえたんだって。


おもしろいなぁ。

ベルで夏の定番曲「うみ」を合奏。
それから、学校の楽器を使って大合奏。
こういう時間って、私たちにとって、本当に宝物のようです。


アンサンブル フィオーレ ディ オオサカ25周年コンサート

2011-07-11 21:53:48 | コンサート

擬宝珠(ギボウシ)が庭に咲いています。宝珠のような葉の方が会席料理などに使われて有名ですが、花もいいです。この写真を見ると、ユリ科ということがよくわかります。

昨日は、フェニックスホールでマンドリンを聴きました。
アンサンブル フィオーレ ディ オオサカの25周年コンサートです。

大阪樟蔭女子大学マンドリンクラブの卒業生で25年。9期生の葛原睦子さん主宰。先輩や後輩、同期が出演者にもお客様にもいて、同窓会のような懐かしい、暖かいコンサートです。

今回は25周年とあって、得意な曲を集めたそうです。
マンドリンのオリジナル プーシェントの妖精の踊り、マネンテの昔と今、ラヴィトラーノの雪、ロマンツァとボレロ。
マンドリンと言う楽器の特徴が、存分に出ている曲ばかりですが、安定した技術と、素晴らしい音で弾きこなされていました。

カラーチェの前奏曲第10番は、葛原さんのソロですが、後半の超絶技巧を見事に弾ききっておられました。

スカルティーナの C.P.Oラプソディはシャンソンや、サンバが含まれる多彩な表現がおもしろく、フィオーレの新しい境地を開拓したと思います。

テノールの清原邦仁さんを迎えてのカンツォーネは、本当に楽しく、マンドリンは、管弦オーケストラより、声楽に合うのではないかと思います。

3部はクラッシックの名曲で、ヴィヴァルディの協奏曲ト短調 弦楽と通奏低音のために作曲されたものをマンドリンオーケストラ用に編曲したものです。ヴィヴァルディは、マンドリンに合います。バロックの名曲をもっと取り上げてもいいなぁと思いました。

小さな古風な世界、これもスカルティーナで、この分野の曲は新しいレパートリーになりそうです。
ヴェルディのシチリア島の夕べの祈り序曲。イタリア人が特に愛した楽器マンドリンに、メロディックなヴェルディは本当に相性がいいです。
フィオーレのレパートリーには、ずっと入れておいてもらいたいです。
最後はプッチーニのトゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」を清原さんの歌とともに。
アンコールは「フニクリ フニクラ」を日本語で。
そして、最後の「カノン」は今年亡くなったメンバーの中村和さんに捧げられました。

ここには女性の人生のモデルがたくさんあって、幸せも不幸もあって、生活も家族もあって、それでも音楽で繋がる幸せ。
人生の一部をずっと共有してきたという実感が確かにある気がします。
ちょっとうらやましいな。と思った一日でした。

フルートだから、メンバーになるのは無理だけど、フィオーレはこれからも、ずっと聴き続けたい。と思います。


ピアノとアンサンブル

2011-07-08 21:44:27 | 音楽

みつばちの季節が来ました。うちのグリーンシェイド…実は勝手に伸び放題のアイビーに一斉に花が咲き、そうすると、どこから来るのか?みつばちが大挙してやってきます。花が終わるとまたどこかへ。近くを通ると、「ブゥーン」と低い音がしています。

今日は久しぶりにピアノのSさんと、アンサンブル。
明日の「音楽であそぼう!」の打合せも一緒にしました。

夏らしい曲を探して、夏の歌メドレーをやってみたら、夏はきぬ~われは海の子~たなばたさま。いいかと思いましたが、子どもたちはたなばたさま位しか知らない。曲も少し長いので、他の曲を探して見ました。
ゴーベールのノクターンとアレグロスケルツァンドのノクターンのところ、ノブローのメロディー、ドビュッシーの小舟にて。

夏の緑の濃い木陰、木を揺らす風、川辺に遊ぶとんぼや、魚。
みんな夏のイメージがします。
ほとんど決めかけたとき、リムスキー=コルサコフの「インドの歌」を演奏してみたら、今日のうだるような暑さにぴったり。
これにしようとなりました。子どもたちはなんて言うかな?楽しみです。

その後、さしあたって、コンサートを一緒にする予定はありませんが、モーツアルトのDdurのコンチェルト、ゴーベールのファンタジー、クーラウのディベルティメント6番を一緒に練習しました。

一人で練習するのもいいですが、ピアノとの曲は、ピアノと一緒に合わせて一曲になります。
Sさんはモーツアルトをやると決めてから、CDも買って練習していました。グラーフとランパルの演奏の2枚。私はゴールウェイとモイーズ、パユを持ってますが、これはないので、借りて帰って聴くことにしました。
演奏が違うのもありますが、それぞれの自作のカデンツァを聴くのが楽しみです。

いろんな人の演奏を聴いて、二人で、「ここがすごかった」とか、「これはちょっといいけどできないね。」とか、いろいろ相談しながら、作り上げていくのがとても楽しいです。

本当に私は友達にめぐまれています。Sさんいつもつきあってくれてありがとう!


演奏する資格

2011-07-07 21:11:13 | 音楽

合歓と書いて、ねむの木。オジギソウとも言います。子どもの頃、実家の庭に植えられていました。小さな木の内は葉に触れると二つに合わさり下に向くので、おもしろくて、しょっちゅう触って遊んでいました。花が咲いたのを見たことがなかったのは、触りすぎだったのかも。

誰かの前で演奏する。と言うことは、とても勇気がいります。

まだまだ演奏レベルが低いのに、演奏してもいいのか?
うまい人が五万といるのに、こんな私が演奏してもいいの?
そもそも自分がみんなの前に立つ資格があるのか?
まだ若過ぎる。年取りすぎている。音大でもない。コンクールで受賞もしていない。
音が小さすぎる。雑音が多すぎる。息が続かない。指が早く回らない。e.t.c...

確かにいろいろ人前で演奏しない言い分は、山ほど。

では、自分はどうなの?人が演奏しているのに
「こんなレベルでよく人前で演奏するな。」とか「音大も出ていないやつの演奏なんて聞けるか。」とか「受賞経験もないくせに」とか「音が小さすぎるからだめだ。」とか「雑音があるからだめ。」「あんなに年取ってて(若くって)よく人前で演奏できるよな。」
なんて、思いながら聴いているのかな?

完璧になってからでないと演奏できないのかな?完璧なんてあるのかな?
それなら、いったい誰だったら演奏する資格があるのかな?

そもそも「音楽をする=表現する=創造する」

ということを選んでいるものに、表現の質を問うことはあっても、誰かの

「表現すること自体を否定する。」

という姿勢が、赦されるとは到底思えないのです。たとえそれが自分であっても。

演奏して、失敗して、次はもっと良い演奏をする、と決意し、成長する。
一生、成長し続ける。唯一資格あるとすれば、それが、人前で演奏する資格だと思うのです。


草乃しずか日本刺繍展 雪月花

2011-07-06 21:51:00 | 本・映画など

母と一緒に、父のお使いで、京都の病院に行くと、良いお天気。課外授業でしょうか?鴨川で、子どもたちが水に入って何かを観察していました。足を水につけて話しているカップルも。気持ちよさそう。
水が恋しい季節になりました。

午後から、草乃しずか日本刺繍展 雪月花 ~戦国の姫たちへの想い~を美術館「えき」KYOTOで見てきました。

着物、帯、屏風、暖簾、絵本。
これが刺繍?と言うほど、繊細で豪華絢爛。
古典的とも言える平面の文様が、刺繍によって、深い奥行きをもって生き生きと浮き上がってきます。

江戸の文様への憧憬も深く、刺繍によってそのパターンを再現されています。
青海波、千鳥、雲竜など10㎝2ほどの小さな作品が、ずらっと並んでいました。

着物や手ぬぐいなどで、よく目にする昔からあるパターンで、大作ではありませんが、この小さなパターンの一つ一つの持つ表現力とパワーには惹きつけられました。

「型に始り、型に終わる」と言いますが、型を学んだ上に、オリジナル作品が積み上げられていることを、この作品群から実感しました。

フルートでも、どんな巨匠になっても、いや巨匠ほど「ソノリテ」を学ぶことの大切さを説かれます。草乃さんから、美しい癒しとソノリテをするエネルギー頂きました。


室内楽の悦び

2011-07-05 22:38:17 | コンサート

「室内楽の悦び~ワルシャワ・フィル コンサートマスターズを迎えて~」いずみホールでのコンサートに行ってきました。

トリオコンサートでご一緒した川口由紀さんが、モーツアルトのフルート四重奏のDdurで出演。
ワルシャワフィルの、ヴァイオリンはコンサートマスターのビオトル・ツェギエルスキーさんと、チェロは副コンマスのカジミール・コシュラーチュさん、ビオラは明石フィルの杉山雄一さん。

ワルシャワの二人は安定していましたが、川口さんの音は夢のように美しく、素晴らしいモーツアルトでした。

ハイドンのピアノトリオハ長調は、菊岡万里子さんの華やかなピアノで、楽しいアンサンブルになりました。

京極輝子さんは、二人とは8回目の共演だそうです。
ヴィニャフスキの伝説、フォーレのエレジー、ピアソラのエスクアロ(鮫)、リベルタンゴ。弦の魅力を引き出す選曲で、とても楽しめました。特にエスクアロは素晴らしかった。
アンコールは、千住彰さんの風林火山も、よかった。

それにしても一人人が変わるだけで、全く違う個性がでてきます。これだから、アンサンブルは、おもしろい。


ボディ&マインド

2011-07-04 21:17:32 | レクチャー、マスタークラス

どくだみは、アトピーに効くと聴いて飲んでいたことがあります。これは隣の家の門柱の隙間から咲いていました。すごい生命力です。利尿作用があり、毒を体の外にだすとか。冬はお勧めしませんが、夏暑いときには良い感じです。

今日は、ボディ&マインドを受講してきました。
自分の経験で心が動いた話をみんなに聴いてもらい、その話を聴いてどんな感じがしたのかを、参加者に言ってもらいます。

一人の人が、同じ話しを、ボディワークをする前と、後。2回します。

ボディワークをする前には、緊張し、呼吸が浅いですが、後は、リラックスし、深い呼吸で、話すことになります。

黙ったまま、他には何もしないのですが、同じ話しにも関わらず、全く違った印象になります。

私も話しましたが、初めに話したときには、懐疑的、不信、暗く、怒り、緊張、恐れ、不安、不安定さ、困惑、迷い、孤立感、絶望などが上がりました。ワークの後に話した印象は、穏やか、理性的、安心、明晰、安定、意欲、信頼などが上がります。

話した時の自分の、話しの中の相手への印象も、初めに話したときと、違ってきます。

こういうことを書くと、何を言っているんだろう?と思われると思いますが、音楽をしていると、つい演奏技術を上げることだけにやっきになってしまいますが、技術は上がっても伝わってこない。楽譜どおりに音を出しているはずなのに、伝わらない。ということが、よくあります。
その時、ワーク前の状態と同じ心と体なんだと思います。

何も、誰も悪くない。自分が、勝手に緊張し、相手を疑い、関係を切り、相手を否定しているだけなのです。

表現者は、物事や、事実を伝えるだけでなく、心を開き、人を信頼し、安定を届けることで、誰かと繋がるのだということを、このワークから、実感します。
また、信頼は誰かに与えてもらうものではなく、自分がまず信じる。というところに立たなくては、相手にただ、混乱や、不安を伝えてしまうのだということを自覚させられます。

毎回、わかっていてもこうなのですから、まだまだ、勉強が必要なのです。