母の心臓はとりあえず、大丈夫でした。ご心配かけてすみませんでした。
こんな不完全で、取るに足らないような私でも心配してくれる人がいるってわかって、温かく、照れくさくて、そしてありがたいです。
これは、母が育てているバジルの葉の裏についていた虫の卵。
入院する直前、両親との昼食で、ピザの上に乗せるために、「採ってきて。」と言われて、採ってみたら、そこにありました。
こんなに小さくても、繊細で、メカニカルで、パワーがあって、そして本当に美しいと思いました。
美しすぎて、写真を撮って、その後ちくっとした心の傷みとともに、卵をそっと取り除いて、葉を食べました。
葉っぱ一枚とって食べても、生命を頂いていることに、今更ながら驚異を感じた瞬間でした。
生命の時間を確かに共有したことを示す一枚です。
母の生命を支え、父の生命を支え、私の生命を支えた一枚。
このことを抱いていることが、「生きる」ということだと思うのです。
音楽もそのことと切り離しては、成り立たないと、感じます。