ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「手紙は憶えている」、ナチス被害者のぼけ老人の壮大な旅物語

2016-11-04 18:17:08 | ドイツ映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

ドイツ・カナダ合作 PG12

宣伝文句の「驚愕のラスト5分、あなたは見抜けるか?」はやりすぎ、ラストが気になってという感じ。

朝起きたら記憶がないという認知症の老人(ゼフ、90歳)。妻を亡くし、朝起きると妻の名を呼ぶ。

この老人を、まもなく87歳になる「人生はビギナーズ」で史上最高齢のアカデミー助演男優賞に輝いたクリストファー・プラマーが演じる。

ゼフは、友人のマックスに託された手紙のとおり、人探しの旅にでる。腕には、忘れぬように、手紙を読めと書いておく。

二人は、アウシュビッツの生存者。

手紙には、二人の家族を殺したナチスの兵士に関する情報が書かれていた。

その名は、ルディ・コランダー。4名に絞られていた。マックスは体が不自由なので同行できない。

この友人がなんともあやしい、航空券とか宿とかすべて手配。

銃を買い、一人、また一人と旅を続ける。

アメリカとカナダを股にかけての旅だが、何しろ、目が覚めたら記憶がないのだから心もとない。

4人それぞれのエピソードが、なかなか凝っていて面白い。

まあ、ミステリーなので、ネタバレはしないが、最後まで息が抜けない。

 


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする