おすすめ度 ☆☆☆☆
ドイツ・カナダ合作 PG12
宣伝文句の「驚愕のラスト5分、あなたは見抜けるか?」はやりすぎ、ラストが気になってという感じ。
朝起きたら記憶がないという認知症の老人(ゼフ、90歳)。妻を亡くし、朝起きると妻の名を呼ぶ。
この老人を、まもなく87歳になる「人生はビギナーズ」で史上最高齢のアカデミー助演男優賞に輝いたクリストファー・プラマーが演じる。
ゼフは、友人のマックスに託された手紙のとおり、人探しの旅にでる。腕には、忘れぬように、手紙を読めと書いておく。
二人は、アウシュビッツの生存者。
手紙には、二人の家族を殺したナチスの兵士に関する情報が書かれていた。
その名は、ルディ・コランダー。4名に絞られていた。マックスは体が不自由なので同行できない。
この友人がなんともあやしい、航空券とか宿とかすべて手配。
銃を買い、一人、また一人と旅を続ける。
アメリカとカナダを股にかけての旅だが、何しろ、目が覚めたら記憶がないのだから心もとない。
4人それぞれのエピソードが、なかなか凝っていて面白い。
まあ、ミステリーなので、ネタバレはしないが、最後まで息が抜けない。