ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「二重生活」、尾行を哲学する!

2016-11-25 19:19:10 | 日本映画
おすすめ度 ☆☆★

哲学好き ☆☆☆★

フランスの女性作家ソフィ・カルの「本当の話」から着想を得た小池真理子の小説の映画化。

大学院生白石珠。教授に博士論文で、尾行をテーマで書くようにと言われ、近所のなかむつまじ夫婦の夫を尾行する。

実直そうな編集者には、不倫相手が、そして、それを知った妻とのどろどろの関係が展開する。

ところが尾行がばれて、詰問され、酔いつぶれて、ラブホへ。

一方、尾行を薦めた教授には、死が近い母親が。付き合っている彼女を紹介し安心させる。

だが、この映画のトップシーンは、誰かが、パソコンのコードで首をくくって死ぬシーンが。

そして、珠の日常生活。それは、アニメライターの恋人とのセックスから始まる。

哲学が、テーマだけに随所に哲学的な言葉があふれていて、興味のない向きにはつまらない映画。

だが、尾行というテーマは、のぞき見の要素が多分にあり、演出の巧みさもあって、物語に引き込まれる。

尾行と哲学がどうつながるのか、最後まで不明だし、タイトルの二重生活もいまひとつわからない。

人間には、二面性があるということか?

門脇麦が初主演で頑張っている。

それにしても、教授役のリリーフランキーは、はまり役だ。

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「罠 少女の誘惑」、山奥で繰り広げられる少女の誘惑!

2016-11-25 14:30:41 | 韓国映画
おすすめ度 ☆☆

劇場未公開 18禁

韓国産エロチックミステリー

エロスの巨匠ポン・マンデ監督が描く美しき欲望の世界!

脚本家が、スランプ。恋人とも別れ、山奥の民宿に泊まってシナリオの執筆。

その宿は、おやじと少女二人暮らし。

おやじは無愛想だが、娘は何かと世話を焼く。

そして、色仕掛の誘惑。

一度、里へ帰った脚本家、少女が忘れられなくて、宿へ。

そして少女の誘惑でセックスまで。

だが、少女はおやじともできてるのか。

並みの韓国エロスと違って、堂々としたサスペンス。

ポン・マンデの力。そこここに見られる凝った演出技術。

主演のユ・ハンジュは、美人ではないが、色気は十分。

まあ、夏の世の夢物語か?

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