おすすめ度 ☆☆☆
青春ラブストーリー好き ☆☆☆☆
SNS漫画家・世紀末によるTwitter発の人気コミックの映画化。
殺すぞ!死ね!が口癖の無気力男子高校生小坂れい(間宮祥太朗)と、死にたい!と自傷行為を繰り返す女子高生鹿野なな(桜井日奈子)の青春ドラマ。
小坂と鹿野ペアの物語を軸に、同じ世紀末高校に通う優等生の地味子(恒松祐里)と親友で自分が可愛いことを売りにして次から次へといろんな男とつきあうきゃぴ子(堀田真由)ペアと、地味子の弟で飄々としている八千代(ゆうたろう)と八千代が大好きな撫子(箭内夢菜)ペアの物語が加わり、それぞれ異なる形で、「好き」が「愛」に育っていく過程が丁寧に描かれている。そして、ある出来事で3つの物語が交差し、その結末に唖然とさせられるというストーリー展開。
ラブラブでなく、「死ね」、「殺す」など過激な表現とリストカットを繰り返す少女のコンビで、セリフ回しが面白く、どんどん物語が進む。
だが、後半事件が起こりあっけない。
それまでのふたりの成長があるだけに惜しい気がするが、これがドラマなのか?
小林啓一が、ちょっと変わった恋愛話で仕掛けてくる。
だが、青春ものアレルギーには、ちょっと辛い展開。