おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)
PG12 きわどい会話に要注意。
本作の原題“Licorice Pizza”は、1969年から1980年代後半にかけてカリフォルニア州南部で店舗を展開していたレコードチェーンの名前から取られたものである。
ポール・トーマス・アンダーソン監督が、自身の出世作「ブギーナイツ」と同じ1970年代のアメリカ、サンフェルナンド・バレーを舞台に描いた青春物語。
主人公となるアラナとゲイリーの恋模様を描く。
サンフェルナンド・バレー出身の3人姉妹バンド「HAIM(ハイム)」のアラナ・ハイムがアラナ役を務め、長編映画に初主演。その家族も家族として出演。
故フィリップ・シーモア・ホフマンの息子クーパー・ホフマンが、ゲイリー役で初主演。
年上女と年下男。私個人的には、ありえない組み合わせなので、ちょっと引くが。
ゲイリーは、すでに子役で社会人。中盤で、ウォーターベッドの販売をするというおまけも。
一方、アラナには恋人がいない。
134分この二人の痴話話に付き合わされる。
ただ、各エピソードに有名俳優が出演、これが色を添えて、面白い。
音楽要素もふんだん。
玄人好みの作りになっている。