おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)
宗教臭のする題名。
荻上直子監督の死生観。
コメディ風だけどシリアス。
北陸の小さな町にある小さな塩辛工場で働き口を見つけた山田は、社長から紹介された古い安アパート「ハイツムコリッタ」で暮らし始める。できるだけ人と関わることなく、ひっそりと生きたいと思っていた山田の静かな日常が、隣の部屋に住む島田が「風呂を貸してほしい」と山田を訪ねてきたことから一変する。山田と島田は、少しずつ友情のようなものが芽生え始め、楽しい日々を送っていた。
ほとんど面識のない父親の死。だが、身寄りのない父親ゆえ、遺骨を引き取ることに。
遺骨をめぐる右往左往の末に。
日々の生活の中で、食のウェイトが大きい。
白飯に、イカの塩辛。
すき焼きのうまそうなこと。
小話の積み重ねに贅沢な配役。
ゴミの山と電話、公衆電話、いのちの電話。
富山のご当地映画。