おすすめ度 ☆☆☆
類稀なる映像センスと独自の作風を持つ、新進気鋭の若手監督・狩野比呂。10年以上前より構想していたプロットを元に自主制作というスタイルで完成させた記念すべき長編映画デビュー作。数々の海外映画祭でも高い評価を得た。
3人の被害者から訴えられた脅迫状とフードの男という犯人によるストーカー事件を追う記憶障害を抱える刑事の話。
優秀な刑事・松井が捜査する連続ストーカー事件。だが、真相を追えば追うほど松井の周囲では不可解な出来事が――。ラストには衝撃の事実が待ち受けるサスペンス・スリラー。
真相に迫ろうとする松井を度々襲う記憶障害。事件と松井が過去に負った深い心の傷が線で結ばれた時、悲劇の幕が上がる――。
出だしから、ワンショット、ワンショット映像美みごとな短めのシーンが差し込まれる。それは記憶の断片を示すように。
今後に期待か?