おすすめ度 ☆☆
殺人鬼の映画好き ☆☆☆★
R15+/ドイツ・フランス合作
2019年・第69回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品作品。
実在の殺人鬼の映像がエンドロールで。
監督の演出技術と、主演のヨスナダスラーのメイクと演技のうまさ。
1970年代のドイツ・ハンブルクに実在した5年間で4人の娼婦を殺害した連続殺人犯の日常を淡々と描いたサスペンスホラー。
全裸、暴力、サイコなシーンの連続。
彼はハンブルクにある安アパートの屋根裏部屋に暮らし、夜になると寂しい男と女が集まるバー「ゴールデン・グローブ」に足繁く通い、カウンターで酒をあおっていた。フリッツがカウンターに座る女に声をかけても、鼻が曲がり、歯がボロボロな容姿のフリッツを相手にする女はいなかった。
死臭漂う男だが、女にはもてず、哀愁が漂う。