おすすめ度 ☆☆☆★
ベルギー・ルーマニア・メキシコ合作
2021年・第34回東京国際映画祭コンペティション部門では「市民」のタイトルで上映され、審査員特別賞を受賞。
誘拐ビジネスが横行するメキシコを舞台に、我が子を取り戻すべく奔走する母親の姿を、実話をもとに描いた社会派ドラマ。
全編ドキュメンタリータッチというか、母親目線で終始。
メキシコ北部の町で暮らすシングルマザーのシエロは、10代の娘ラウラを犯罪組織に誘拐されてしまう。犯人の要求に従って身代金を支払うも娘は返してもらえず、警察にも相手にされない。自らの手で娘を救うべく立ち上がったシエロは、軍のパトロール部隊を率いるラマルケ中尉と協力関係を結んで調査していく中で、誘拐ビジネスの血生臭い実態を目の当たりにする。
誘拐犯罪が日常的にはびこっているメキシコ。その根は深い。
母やの執念がすごい。
だが、犯罪組織は根深い。
映画では描かれていないが、母親も殺されたみたい。
ドキュメンタリータッチが、リアルさをいや増す。
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