おすすめ度 ☆☆☆★
NETFLIX配信。安田弘之の同名コミックを実写映画化。PS12
海辺の小さな街にあるお弁当屋さんで働く女性・ちひろ。元風俗嬢であることを隠さず軽やかに生きる彼女は、自分のことを色目で見る男たちも、ホームレスのおじいさんも、子どもも動物も、誰に対しても分け隔てなく接する。そんなちひろの言葉や行動が、母の帰りをひとり待つ小学生、本音を言えない女子高生、父との確執を抱える青年など、それぞれ事情を抱える人たちの生き方に影響を与えていく。ちひろ自身も幼少時の家族との関係から孤独を抱えて生きてきたが、さまざまな出会いを通して少しずつ変わり始める。
ちひろさんは、そんな人との距離を詰めるのがとても上手な人間だ。彼女は風俗嬢の仕事を辞めて弁当屋で働いており、自分が風俗嬢だったことを隠そうとしない。
イマオカシンジ監督は、ちひろを丁寧に演出し、有村架純がまた、適役だ。
悩みのない人なんていない。
近くに、ちひろのような人がいてくれたらなあ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます