ひろの映画見たまま

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「スープとイデオロギー」、ついに母が教えてくれたおいしいスープのレシピと済州4-3事件の実体験!

2024-10-25 16:36:24 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

在日コリアン2世のヤン ヨンヒの母親を描いたドキュメンタリー。

前半は、実母の物語、中心になるのは、ヨンヒの夫を巻き込んだ家族物語。

題名の「スープ」は、参鶏湯。ニワトリをまるのまま、にんにくを腹に詰め込んで煮たスープだ。

三回も丁寧に描かれる。

そして後半、母が実体験した済州島事件の描写だ。

事件そのものはアニメ化。

私は、済州島に観光に行きながらこの事件を全く知らなかった。

生野コリアンタウンに住むヤンヨンヒの親。

ついには、認知症を患い、意識があいまいなまま、済州島へ行く。

終戦直後の朝鮮分断時に起きた、虐殺事件。

母親は、兄弟とともに必死で、日本へ、逃れた。

母親の恋人は、虐殺の憂き目にあっている。

 

自分史でありながら鮮烈な歴史を生きるヤンヨンヒ。

また、新しい物語を紡いだ。

DVD化されていないのが残念だ。

 

 


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