おススメ度 ☆☆☆
社会的映画の好きな方 ☆☆☆☆
ボスニア=ヘルツェゴヴィナで、実際に起きた病院での手術拒否事件。これを、当事者に改めて演じてもらった、ドキュメンタリー再現映画とでもいおうか。
ボスニア=ヘルツェゴヴィナは、紛争でも有名だが、その一寒村での話。映画では、ロマの家族としか紹介しないので背景がよくつかめないが、少数民族で、差別を受けているらしい。
病院が、拒否したのは、保険証を持っていない(これは貧しくて保険料が払えないためだが)ことと、代わりの手術代500ユーロが払えないためだが、根底には、鉄くず拾いぐらいしか仕事がない差別があるからなのだ。
分割払いをするといっても、院長がダメだと言っているの一点張りの非情な病院。(日本でもたらいまわしの病院が問題になったことがあるが)。これも差別ゆえなのか?
それにしても、山に入ってまき割りをして燃料を作る原始的方法。洗濯はたらいでごしごし手洗いだ。
一応、電気は通っているが、テレビを見たり、灯りをともしたり。
主人公は夫婦と幼い女の子二人。
妻が妊娠するが、体内で流産し、手術しないと母体が危ないという話。
行政にも相談に行くがここも、けんもほろろ、ボスニアはこんなにつれない国なのか。
病院は都会にあるので、車で出かけるが、途中見かける火力発電所は立派なものだ。紛争が終わって、都市部は復興したということか。
病院での待合での子供たちの無邪気なこと、何も知らず二人で仲良く遊んでいる。
最後は苦肉の策で、乗り切るがそれにしても、貧しさから逃れられるわけではない。
主人公は、怒りを心に収め、黙々と自分の環境に従っていく。その姿が神々しい。
カンヌで審査員特別賞と男優賞を得たのもうなずける。
社会的映画の好きな方 ☆☆☆☆
ボスニア=ヘルツェゴヴィナで、実際に起きた病院での手術拒否事件。これを、当事者に改めて演じてもらった、ドキュメンタリー再現映画とでもいおうか。
ボスニア=ヘルツェゴヴィナは、紛争でも有名だが、その一寒村での話。映画では、ロマの家族としか紹介しないので背景がよくつかめないが、少数民族で、差別を受けているらしい。
病院が、拒否したのは、保険証を持っていない(これは貧しくて保険料が払えないためだが)ことと、代わりの手術代500ユーロが払えないためだが、根底には、鉄くず拾いぐらいしか仕事がない差別があるからなのだ。
分割払いをするといっても、院長がダメだと言っているの一点張りの非情な病院。(日本でもたらいまわしの病院が問題になったことがあるが)。これも差別ゆえなのか?
それにしても、山に入ってまき割りをして燃料を作る原始的方法。洗濯はたらいでごしごし手洗いだ。
一応、電気は通っているが、テレビを見たり、灯りをともしたり。
主人公は夫婦と幼い女の子二人。
妻が妊娠するが、体内で流産し、手術しないと母体が危ないという話。
行政にも相談に行くがここも、けんもほろろ、ボスニアはこんなにつれない国なのか。
病院は都会にあるので、車で出かけるが、途中見かける火力発電所は立派なものだ。紛争が終わって、都市部は復興したということか。
病院での待合での子供たちの無邪気なこと、何も知らず二人で仲良く遊んでいる。
最後は苦肉の策で、乗り切るがそれにしても、貧しさから逃れられるわけではない。
主人公は、怒りを心に収め、黙々と自分の環境に従っていく。その姿が神々しい。
カンヌで審査員特別賞と男優賞を得たのもうなずける。
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