おすすめ度 ☆☆☆★
難病もの、兄妹もの好き ☆☆☆☆
NHK BS プレミアム 鑑賞 2010年製作
花火の季節、様々なドラマがある。
妹・華(谷村美月)は難病に罹っている。兄・太郎(高良健吾)は引き籠りだ。太郎が引き籠りになってしまった大きな要因は転校。これは、華の病気療養の為だった。抗がん剤の副作用だろう。華の頭は丸坊主。それでも華は底抜けに明るくて、前向きだ。こんな良い娘が何で難病に罹ってしまったのだろうとは、両親でなくても不憫に思ってしまう。おそらく兄の引き籠りについて、自分も責任を感じていると思われる。
毎年世界一の花火が打ち上げられる「片貝まつり」の日に半年間の入院生活を終えた華は、兄の太郎が部屋に引きこもっていることを聞かされる。華は花火大会を主催する成人会に兄を参加させようと、無理やり太郎を外に連れ出すことにする。
難病にもかかわらず、底抜けに明るい妹に、兄はしぶしぶ従うが、やがて、妹の病が進むにつれ、自立していく。
兄妹を演じる高良健吾と谷村美月が醸し出す実に自然でまろやかな空気が、心地よい余韻となってしばらく後を引く。
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