おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)
東野圭吾好き ☆☆☆☆
原作東野圭吾。
今回も、脳死者の手足を動かすという科学が登場する。
科学の進歩がやがて、脳死判定を覆すのではないかという大きなテーマだ。
だが、映画はドラマ。
人間の葛藤が必要。
プールで溺死して、脳死状態になった小学生の女の子。
父母が、離婚状態にあったことがテーマを重くしている。
プールに連れて行った祖母とか、同時に泳いでいた同僚とか。不注意とは言えないが、何らかの負い目が。
そして、母親の苦悩、それはラスト近くなって、ホラー色を帯びてくる。
堤監督の面目躍如。
だが、結局、脳死か心臓死かの結論は出ない。
かなり重いテーマを、家族愛の形で描いた日本らしい映画だ。
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