ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「人魚の眠る家」、心臓死と脳死のはざまで!

2018-12-04 17:15:36 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)

東野圭吾好き ☆☆☆☆

原作東野圭吾。

今回も、脳死者の手足を動かすという科学が登場する。

科学の進歩がやがて、脳死判定を覆すのではないかという大きなテーマだ。

だが、映画はドラマ。

人間の葛藤が必要。

プールで溺死して、脳死状態になった小学生の女の子。

父母が、離婚状態にあったことがテーマを重くしている。

プールに連れて行った祖母とか、同時に泳いでいた同僚とか。不注意とは言えないが、何らかの負い目が。

そして、母親の苦悩、それはラスト近くなって、ホラー色を帯びてくる。

堤監督の面目躍如。

だが、結局、脳死か心臓死かの結論は出ない。

かなり重いテーマを、家族愛の形で描いた日本らしい映画だ。

 


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