おすすめ度 ☆☆☆☆ 特に映画好きの方に
PG12 イギリス・アメリカ合作
初日に劇場で鑑賞 見甲斐があった。
厳しい不況と社会不安に揺れる1980年代初頭のイギリス。
海辺の町マーゲイトで地元の人々に愛されている映画館・エンパイア劇場。今は使われていない海辺の映画館、そこを改良して本映画の舞台に。
広々とした屋上と、つらなる浜辺。
映画の舞台は美しい。
そこで働くヒラリーは、精神的な病を抱えている。そこへ新人の黒人青年。
この二人がお互いを慰め合ったことで、物語が展開する。
不況の続くサッチャー政権下の英国社会では、分断や排外主義が進む。恋人たちは暗黙の「常識」のみならず、むき出しの暴力にも抵抗せねばならない。
事件を乗り越えて、二人はそれぞれの道を歩む。
ラスト、一人で映画を見るヒラリー。
オリビア・コールマンの渾身の演技、マイケル・ウォードが黒人の青年を演じ、コリン・ファース、トビー・ジョーンズが共演。演技陣がしっかりしている。
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