ひろの映画見たまま

映画にワクワク

セントアンナの奇跡

2009-08-06 16:38:58 | 映画
予告編だけで、兵士と少年の交流物語かと錯覚。

2時間40分の大作にびっくりした。

中身は、濃すぎるぐらい濃い。

うっかりすると、何が何か分からなくなる

隣のおじさんは途中退席した。

だが、目を凝らすと様々な問題がぎっしり詰め込まれている。

多文化の混交の象徴的な映画だ。

アメリカ、それも黒人(差別のひどかった時代)

イタリア人、ファシストとレジスタンス

平凡な村人

ドイツ人。

冒頭、アメリカ郵便局で

郵便局員による客の射殺事件。

そして、第二次世界大戦のイタリア。

ドイツを攻撃するアメリカ軍。

川を挟んでのすざましい攻防。

それも、アメリカ黒人軍が、敵地に取り残される。

そこから始まる、黒人兵の放浪。

セントアンナの大虐殺から、逃げてきた少年を

救うことから物語は複雑に。

極限状態での人間の生きざまが

人間の本質を暴いていく。

この映画は、語りだせばきりがない

ことほど左様に、意義のある映画なのだ。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ボルト | トップ | キャラメル »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事