ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ある戦争」、アフガンに派遣されたデンマーク軍、タリバンの攻撃に!

2017-04-18 15:37:50 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆

戦争の正義に関心のある方 ☆☆☆★

デンマーク映画 アカデミー賞外国映画賞のデンマーク代表。

前半は、アフガンに派遣され、タリバンの攻撃から民を守る活動をする部隊の様子が描かれる。

戦闘シーンは、あるものの、敵とのバトルはほとんど描かれず、見えぬ敵との銃撃戦。

ただ、地雷を踏んで爆死したり、敵の弾に撃たれて負傷する兵士も。

だが、この映画は、後半に描かれる、民間人空爆事件の裁判が肝だ。

前半の戦争も、部隊長中心に描かれ、彼の家族の銃後の生活も描かれる。

ドキュメンタリーのような淡々とした前半の描写は、ゲリラ戦の不気味さをあぶりだしている。

兵士たちの心理状態も、他国のために戦う意義を問うなど、イケイケの戦争映画ではない。

(アフガンに、デンマーク軍が派遣されていた事実も知らなかった。)

敵がいることを確認せず、空爆を要請したと裁判にかけられる。

国のため、働いて裁判とは、なんとも理不尽。

ある証言で覆されるが、もしそのまま、懲役ともなればやりきれない。

特に家庭では、戦争に駆り出されること自体、悲劇なのに。

主演は「LUCY ルーシー」などハリウッドでも活躍するピルウ・アスベック。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「グレートウォール」、万里... | トップ | 「欲望 Lovers」、性描写満載... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ヨーロッパ映画」カテゴリの最新記事