おすすめ度 ☆☆☆
戦争の正義に関心のある方 ☆☆☆★
デンマーク映画 アカデミー賞外国映画賞のデンマーク代表。
前半は、アフガンに派遣され、タリバンの攻撃から民を守る活動をする部隊の様子が描かれる。
戦闘シーンは、あるものの、敵とのバトルはほとんど描かれず、見えぬ敵との銃撃戦。
ただ、地雷を踏んで爆死したり、敵の弾に撃たれて負傷する兵士も。
だが、この映画は、後半に描かれる、民間人空爆事件の裁判が肝だ。
前半の戦争も、部隊長中心に描かれ、彼の家族の銃後の生活も描かれる。
ドキュメンタリーのような淡々とした前半の描写は、ゲリラ戦の不気味さをあぶりだしている。
兵士たちの心理状態も、他国のために戦う意義を問うなど、イケイケの戦争映画ではない。
(アフガンに、デンマーク軍が派遣されていた事実も知らなかった。)
敵がいることを確認せず、空爆を要請したと裁判にかけられる。
国のため、働いて裁判とは、なんとも理不尽。
ある証言で覆されるが、もしそのまま、懲役ともなればやりきれない。
特に家庭では、戦争に駆り出されること自体、悲劇なのに。
主演は「LUCY ルーシー」などハリウッドでも活躍するピルウ・アスベック。
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