人生日訓(412)
「閑処(しずかのところ)に座してしかも易きに住せざれ」
法句経に出る釈迦の言葉。「諸仏の訓誠」として出ている。その全文は、「そしらず、そ
こなわず、食(かて)に於いて量(ほど)を知り、閑なる処で座して、しかも易きに住せ
ざれ、とかく、諸仏は訓えたまう」というのである。ここに「諸仏」とあrのは、釈迦の先
賢のことである。人間も追々年輩になって来ると、食べ物もむらがなく、食べる量も
自然にきまり、どこか閑静なところに、じっと座って居たくなるものである。いわゆる、
山中無事を好む風情であろう。うるさい都塵をさけて静かなところに行くことは、確
かに楽しい事ではあるが、うっかりすると、ぼんやりしてしまう。世捨て人になってし
まう。生きた人生問題からもうとくなってしまう。それでは折角、山間の静地を選んだ
目的が怪しくなる。
===============================
7月から咲いている花「秋桜(コスモス)」
開花時期は、 7/25 ~ 12/10頃。 ・原産地メキシコ。 イタリアの芸術家が 1876年頃にメキシコから 日本に持ち込んだのが最初、 との説がある。 ・秋の代表花だが、 早いものは夏のあいだから 咲き始めている。 早咲き遅咲きあり。 ・外来品種だが、 日本の風景に合っている。 ・「秋桜」の字は、 主に秋に咲き、花弁の形が 桜に似ているところからの和名。 ・”コスモス(cosmos)”の語源は、 ギリシャ語の 「秩序」「飾り」「美しい」 という意味の 「Kosmos, Cosmos」の言葉に 由来する。 このことから、 星がきれいにそろう宇宙のことを cosmosと呼び、 また、花びらが 整然と並ぶこの花も cosmosと呼ばれるようになった。 ・葉は線のように細いが、 台風などで倒されても 茎の途中から根を出し、 また立ち上がって花をつける というほど強い。 (見た目とは、 だいぶ違うようです) ・7月16日、8月14日、 10月5日の誕生花 ・花言葉「乙女のまごころ、 愛情、たおやかさ」
(季節の花300より)
