人生日訓(404)
「悪事おのれに向け好事他に与う」
最澄の言葉。さすがに仏道修行を積んだ人物の受け取り方である。嫌なことは自分
が引き受け、楽しいこと、楽なことは他人に差し回してやると言うのである。こえれが
大乗仏教でいう菩薩の生活態度、彼に言わせれば社会有用の人物、つまり「国宝」
級の人柄であろう。「後楽園」と言えば、誰も野球でその名を知っているが、本来、こ
の名は、「天下に先んじて憂い、天下に後れて楽しむ」という君子の道徳をたたえた
言葉からきているのである。それを今日では、その名の由来も忘れて、行列を破って
迄、「我先」に入場しようというご時世である。一家の主人主婦ともなれば、家人を早
く寝かせて、最後に戸締りおして休むのである。我が子にうまい物を食べさせて、自
分は残り物で間に合わせておくのである。一つの会社でも、「重役」という名は、責
任の重さからきている。腰や財布の重さからではない。
==================================
7月から咲く花「西洋風蝶草(せいようふうちょうそう)」
開花時期は、 7/15 ~ 9/15頃。 ・花の形が 蝶が飛ぶようなところから命名。 ・別名 「風蝶草(ふうちょうそう)」 「クレオーメ」 「クレオメ」 この”クレオーメ”が 名前のとおりがいいかも。
(季節の花300より)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/c6/9002e132485754fc509486f08e23c18a.jpg)