私の兄は70歳ぐらいからインターネットを楽しむようになりましたが、YouTubeを見るだけで、Word、Excelなどはほとんど使っていませんでした。情報発信に利用することはまったくありませんでした。
80台半ばになってパソコンが思うように動かなくなり、YouTubeも見ることができなくなりました。パソコンが思うように動かない、教えてくれと私に電話で言ってきましたが、明らかに思考力が低下していました。足腰が弱くなった人が歩けないように、思考力が低下した人は、パソコンを使えません。私が電話越しに手順を教えますが、その手順に従うのも非常に疲れると訴えました。何とか兄の要望は達成できましたが、手順を覚えたかきくと、何も覚えていないと言いました。
パソコンは無理だなと判断し、頑張らないことを提案したら、急に声が明るくなって、そうすると言いました。スマホすら使うことも嫌がって、固定電話でいいと言いました。
老人になってからのICTの活用は、思考が柔軟で、学習意欲を保持している人にはできるが、慣れていない複雑な新しい仕組みに挑戦することを面倒と思う人にはむずかしいようです。
折角の西洗自治会ホームページですが、老人割合が40%の現状ではアクセスが少なくて当然です。今はICT慣れしている人達に活用してもらえるだけで十分です。やがてICTとは無縁の世代は消えます。次の世代のため、ホームページ改善に努力してください。