舞岡公園収穫祭は4年ぶりの開催でした。秋晴れではなかったが、時々晴れ間もでる比較的暖かい日でした。(注)舞岡公園は大半が自然公園ですが、谷部を一部、水田や畑にした農業公園になっています。
谷戸餅と焼き芋については一人一枚の整理券を発行しましたが、発券開始の9:45にはすでに長蛇の人の列ができていました。10時を過ぎると、公園小谷戸の里が人でいっぱいになりました。正確な人数はわかりませんが、1000人単位の人が集まったのではないでしょうか。
舞岡公園で収穫した農作物を食材としています。これだけ大勢の人に、ここで調理して、谷戸餅(3個200円)、黒米で赤みを出した谷戸おこわ(100円)、具だくさんの谷戸鍋(100円)、焼き芋(100円)を手際よく供給できるか心配でした。
ところがボランティアたちは獅子奮迅の働きで、8:00から13:00ごろまで役割を分担して各コーナーで供給を絶やすことなく、来た人々に食べ物を提供しました。すべての食べ物で食材を十分な量で使っており、おいしく、これぞ、みんなが公園の収穫物を楽しんだ収穫祭と思いました。
体験コーナー(つる細工かご、縄ない、丸太切り、竹の鳥笛、シュロの葉遊び)でも大勢の子供達が作品づくりに挑戦しました。材料は公園から出る葛のつる、稲藁、木、竹、シュロの葉を使いました。
稲刈りが終わった田んぼでは案山子祭りと、創作ゲーム(田んぼの作業で使う地下足袋つり、田んぼにさした棒にボランティアがつるや縄でつくった輪を投げて通す輪投げ、布に描いた的にオナモミ(表面にとげがある果実)を投げてくっつけるダーツなど)をやっていました。
ボランティアたちも集った人々も「つくり、食べ、利用する」喜びを味わった収穫祭でした。