日限山4丁目に住んでいる70台半ばの女性のお話です。班長になって、何もやらないと班長・役員仲間から批判されたのは60歳をちょっと過ぎたころのことです。当時の自治会は、なんにもやらない自治会状態から脱出して、町のボランティア達と協働してお祭りでも防災訓練でも班長・役員は、忙しかったと思います。
当時、夫が病気になって夫のことが心配だったようです。現在は、彼女の行動は、同じ班の班員には元気に見えるのに、「これまで班長を何度もやった、今、病気である」という理由で班長就任を拒否しています。夫は亡くなってしまい、今は、趣味の仲間と趣味を楽しんでいます。当番制で班長・役員に就任する時がまた来ています。彼女は自治会脱会を決心しました。
どうやら彼女の人生観から、町のことを考える考えが消えています。特別な事情がなくても、班長・役員になるのは嫌だという感情が働いているのではないかと思います。10年ちょっと前、他班の班長・役員が、彼女は町の仕事から逃げていると思った原因ではないでしょうか。現在も、同じ班の班員から、彼女は町の仕事から逃げていると思われています。
これは別の老婦人のお話です。夫は町の仕事は好きではないが、絶対拒否するという態度ではありません。しかし、老婦人は近所の人とは付き合いません。趣味の仲間としか付き合いません。近所の人は老婦人を見たことがありません。夫によると、老婦人は、班長・役員をやってほしいと言われたら自治会を脱会すると言っているそうです。
このような人生観の老婦人は非常に多いのではないでしょうか。具体例を上げよと言われたらいくらでも上げることができます。
これまで日限山4丁目の住民は、夫は東京などに通勤し、朝出勤ははやく、夜帰宅は遅いという状態でした。女性は概して主婦が多かったので、班長・役員は女性が就任することが多かったと思います。したがって、現在、夫に対する老婦人の不満は大きいと思います。今は自分の人生を生きたいと思う老婦人が多いのではないでしょうか。老人になった今、班長・役員になることは嫌だ、過去できなかった、自分がやりたいことをやりたいと思う人は多いのではないでしょうか。
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