日限山4丁目日記

横浜市港南区日限山4丁目は美しい町です。美しい庭・家は町を美しくし、人々を幸福にします。まちびと

自治会員が死亡したとき自治会がすること

2023年04月26日 | 社会

ここ数年で班内の人が4人も亡くなりました。しかし自治会から何にも報告がありませんでした。

うち一人は、救急車が来たこと、その家のお向かいの人のお話で死亡がわかりました。また、一人は、遺族の方が、焼香してほしいと言ってきたのでわかりました。また、一人は、その近所の方が教えてくれたのでわかりました。

もう一人は、近所の人も、誰も知らず、数か月たって、近所の人が、「最近、ご主人をお見かけしないが、お元気ですか」と奥さんに声がけし、奥さんが、亡くなりましたと言ったことで初めて近所の人に死亡が伝わり、みんな驚きました。この奥さんは、近所付き合いがほとんどない方でした。

これら4件ですが、班長は知っていたのでしょうか。

現在の自治会の慣習はどうなっているのか、今年度の新班長に聞いてみました。新班長は、班員の遺族などから死亡の連絡があれば、あるいは死亡を知れば、自治会規約にしたがって弔慰金を払うこと、遺族などが、班員に死亡通知を回覧することを承知すれば回覧すること、葬儀に参列することを承知すればその旨回覧することなど、従来の慣習をよく知っていました。

ごく最近、実はまた一人亡くなったが、その人の遺族は回覧を承知したので回覧したと言っていました。数日前にもまたもう一人亡くなったが、その人の遺族は、回覧を承知しなかったそうです。

(注)ここ数年で班内で6人も亡くなっていることに驚き、悲しみ、淋しく思います。この新町(日限山4丁目)の第一世代はどんどん消えています。班だけでなく、自治会単位では、大勢の先輩、友人、知人逝去の報に接することが増えました。

近年は、班長に死亡を連絡せず、近所にも知らせず、静かに家族葬にする人が増えているようです。しかし、常日頃、仲良くしている近所の人が、死亡を知らないでいることはちょっと異常だと思います。近所の人が、葬儀に参列したり、家に来て、香典、焼香、供花などすることを遠慮してもらうことは理解できますが、死亡したことを公表することは必要なことではないでしょうか。心で弔ってくだされば十分、香典、供花、焼香は無用と伝えればいいことです。

私は、現代でも先輩・友人のご遺族から逝去の連絡を受けることが多い方です。私自身、親の葬儀では、香典、供花、焼香は遠慮してもらってきましたので、逝去の報に接すると葬儀とは無関係にすぐ家にかけつけ、棺、あるいは布団に横たわっている先輩達に別れの挨拶をし、その場にいるご遺族にも挨拶をするようにしています。焼香してくれと言われれば焼香します。その家に近づくだけで涙があふれ、とまりません。彼らのことは思い出すだけで涙がこみあげてきます。


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