日限山4丁目日記

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ハエの幼虫の食料化は失敗確率大だが、飼料化は有望

2024年04月09日 | 社会

真鯉の飼育をやっていますが、市販の餌は100g200円ぐらいし、高コストです。

水産養殖業ではペルー産のカタクチイワシなどから作る魚粉を主原料とした餌料が生産されているが、近年、漁獲高の減少や円安を背景に高騰しており、水産養殖業の経営を圧迫しています。

そこで注目されているのが、ハエの幼虫です。

東南アジアでは「フルーツフライ」と呼ばれるハエの一種が、新鮮な果実を好物とする、 農作物にとって害虫で大問題になっています。日本では「ミバエ」と呼ばれています。

水産商社ニチモウと飼料メーカーの日本農産工業、住友化学、化学品専門商社の昭和興産の4社が共同でフルーツフライを使った新たな飼料を開発したと発表しました。タイにある工場で人工環境下で飼育した幼虫を、油脂と分離し、乾燥させた、たんぱく質の粉を生産するそうです。昭和興産によると、2026年、国内販売開始を目指しています。日本ではすでに大型ニジマスなどの養殖で実験されており、餌料としての価値は問題はないようです。

フルーツフライ粉末のたんぱく質の含有率は、カタクチイワシ魚粉と同等で、魚の食いつきもよく、成長にも差はないようでです。

現時点では魚粉に比べ4~5倍の高コストだが、4社は今後、量産体制を確立して魚粉代替を目指すそうです。

日本では成虫のコオロギの食料化が試みられたが、稲の害虫のイナゴを佃煮にして食べても、秋の人気もの、いい声の、かわいらしいコオロギを食べるのはノーでした。

ハエの幼虫の食料化が試みられているが、イメージが悪すぎて失敗に終わる確率が高いと思います。餌料化を目指すことになるでしょう。餌料としては有望です。釣りの餌としては「サシ」としてよく使われています。

愛媛大学や丸紅はそれぞれ別の企業と協力し、ゴミムシダマシの幼虫を使った飼料を開発しているそうです。

昆虫を利用した餌料産業は有望と思います。

私は、実は台所生ごみを餌にしてハエの幼虫を大量に培養し、洗浄して真鯉の餌にしています。プラス米ぬかを自分でペレット化して餌にしています。コストダウンのためです。昨年の実験でハエの幼虫は餌として問題なしとわかりました。

(注)養蚕が盛んだった時代は、蚕のさなぎが、鯉の養殖に利用されました。


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