記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

モンパルナスのホテル vol.4

2023年09月27日 22時22分40秒 | Paris

 

結局、パリ2日目はバスタブの栓が無いので、シャワーのみ浴びて出た

 

シャワーのみでも、広いバスタブの中で浴びるほうが、腕をぶつける心配がない。実に平和である

 

翌日も早々に出かけるため、部屋の内扉に、
「バスタブの栓が無いので、お願いします!」
と書いた付箋を貼っておいた。これは、お掃除する方にも伝えたかったから

 

カードキーをフロントで渡す時も、念を押しておいた。

もう一つ、部屋の冷蔵庫が全く冷えないので、それも伝えた。

 

夕方、疲れ切ってホテルに戻ると、最初にこちらに来た時に、ホテルの前で数人のおじさまたちとお喋りしていた陽気なおじさまがいた。このおじさまは、私が荷物を預けて出かけるとき、

Everything is O.K?

「こんにちは〜!」「ありがとうございます!」と声をかけてくれた方。

 

てっきり、近くに住んでいるおじさまかと思ったら、このホテルの関係者だった。

 

そして、得意気に、

「お風呂の栓、見つけたよ。それが私の仕事だから!

あと、冷蔵庫は、ルームキーを外すとスイッチが切れる仕組みになっているんだ。だから、もう一枚、部屋に差しておいたよ」と。

 

そういうことだったのなら、初めにキーを2つくれればよかったのに

私はあと6日間滞在するんだから、出かけるたびに冷蔵庫が切れてしまったら、ヨーグルトが腐っちゃうじゃない

 

と、呆れてしまった

 

でも、なぜか、憎めないんですよ

 

このホテルのおじさま達

 

これは、お国柄なのかな?

 

いちにち、日が経つごとに、不便なことが改善されていく

その度に、確かな達成感を得られるのは、まんざら悪くない

 

そして、パリ2日目にして、2つのホテルで私は有名人になっていたに違いない

 

顔を合わすたびに、みんなが、「Cava?」、「Tu va bien?

と、声をかけてくれるようになっていた。

まだまだ?つづく!!


※見出し画像は、オリンピックの5輪マークを写したもの。
パリ市内は至る所で工事をしていました。

 






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モンパルナスのホテル vol.3

2023年09月27日 18時47分42秒 | Paris

 

15時ごろにホテルに戻ると、難なくお部屋のキーを受け取る事が出来た。

 

期待しながら部屋の扉を開けると、まず冷房が効いていてまさに天国

何故って、外は34日本と違って湿気が全くないパリ。刺すような日差しの中では、太陽が身体の水分を搾り取っていくような感覚

まさに、ほてって干からびそうなカラダに、この冷房の効いた部屋はパラダイスなのだ

 

そして最初の部屋の倍はある広さ。ブラウンを基調とした落ち着いた空間。ベッドもクイーンサイズに!

肝心のバスタブもあり

 

そう言えば、ヨーグルトは入っているかしら?と、冷蔵庫を見つけて開けてみると、空っぽ

 

入ってないじゃ〜ん

 

部屋を出て、フロントに行くと、おじさまがいない。ロビーをさがしても誰もいない

 

そこで、下の階に降りて、物色すると、ダイニングの脇の小部屋に冷蔵庫を発見。恐る恐る開けてみたら、わたしのヨーグルト発見

 

ヨーグルトを持って再びフロントに行くと、おじさまが戻っていました。あいにく、電話中だったので、ヨーグルトを掲げて見せ、冷蔵庫から持ってきた事を知らせた

 

部屋に戻り、早速シャワーを浴びることにした。バスタブ付きとはいっても、洗い場があるわけではないので、まずは洗ってからでないと、お湯をはることが出来ない。

 

ところで、お風呂の栓はどこかな?

 

いくら探しても、栓が見当たらない。

 

これじゃバスタブ付きでも、お湯が溜められない。

 

シャワーを浴びるのはやめて、再びフロントへ

 

Google翻訳を使って、バスタブの栓がないことを訴えた。

 

おじさまは、「今日は対応できないから明日また来てね」と、困った顔で言った。

 

まだつづきます!

 

 







 

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モンパルナスのホテル vol.2

2023年09月26日 22時32分31秒 | Paris

前回の続きです

今回初めて
スーツケースを2個持ってきたので、同時に運ぶことが上手くできない
壁にぶつけながら、また狭いエレベーターにも何度か扉が閉まりかけつつ入れていたら、お掃除のお姉さんが持ち上げながら押し込んでくれた

 

フロントに着くと、さっきの男性が「さぁ、行こう!」と、言って、スーツケースひとつを掴むと、数ブロック先にある同じ系列のホテルへと案内してくれた。

 

そして「どうして日本人はお風呂が好きなの?」

とたずねた。

 

「お風呂は毎日入るのが習慣で、日本人にとってはごく当たり前のことだから。

あなたはお風呂は好きじゃない?」

と、たずねると

「お風呂だと時間がかかるし、沢山の水を使うからね。水はとても大切な資源だよ」と。

 

大切な資源と言われると、なるほどな、と少し考えさせられる

 

ほんの23分ほどでホテルに着いた。こちらのフロントのおじさまも、状況がわかっており、スーツケースを預かると、「部屋が空いたら入れておくよ」と話してくれた

 

直ぐにお部屋に入れるわけではなかったので、前日に買ったヨーグルトを、どこかの冷蔵庫に入れておいて欲しいと頼んだ

 

おじさまはヨーグルトを持って下に向かう階段を降りていき、途中振り返って、

「コーヒー飲むかい?」と聞いてくれた。本当は飲みたかったが、時間がないので丁寧にお断りした。

このとき、何時にお部屋に入れるのかを確認しておかなければと思い、戻ってくるのを待っていたら、このホテルまで案内してくれた男性と、ここのホテルのおじさまが階段を上がってきた。

 

私が何か尋ねようとしているのを察知した男性は、笑顔で

Tell me,tell me!!」と、両手を手前に引くようなジェスチャーをして言うので、

À quelle heure~?」とたずねると、「11時か、15時か、そんなところだね。ヨーグルトは部屋の冷蔵庫に入れておくよ。」と答えてくれた。

 

とりあえず、美術館から戻る頃にはお部屋に入れる事がわかり、安心して出かけた。

 

つづく!


余談ですが、最初のお部屋のシャワーは、底面が縦・横80cmくらいのシャワーボックス。
こんな狭い中でのシャワーなんて慣れていない
案の定、腕を数回ぶつける羽目に
でも、14時間のフライトで疲れていたので、さっぱりすっきりしました

 

※見出しの写真は、今回同行した2つのスーツケース!
羽田空港で撮影したものです。

 

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モンパルナスのホテル vol.1

2023年09月26日 21時51分39秒 | Paris

綱渡りのようにしてみつけたホテル、実はバスタブ付きかどうか、到着してみないとわからない状態でした。
なので、予めメールで強くバスタブ希望と訴えておいた

ついでにアイロンがあったら借りたい旨もお願いしておいた

 

チェックイン時、フロントのおじさまに、「バスタブ付きのお部屋ですか?」と訊ねると、「それはわからないよ」と答えた。

 

わからないってどう言うこと心の声

 

ルームカードキーを受け取り、部屋にはいり、速攻バスルームをチェック

 

 

シャワーでした

 

気を取り直して、スーツケース2つの置き場所を決め、エコバッグを取り出して出かけることに。

 

外出時は、フロントでカードキーを返却するシステムなので、返却時に、「シャワーでした。残念です」とガックリした表情で訴えたんです

 

すると、フロントのおじさま、「今日は変えられないけど、明日バスタブ付きの部屋が空いていたら変更してあげるよ」と、言ってくれました

 

やった!これで希望が持てる

 

そして、アイロンの件も、あるから大丈夫!と言ってくれました。

予約時に送ったメールの内容は、一応読んでくれていたのね

 

翌日、トワル・ド・ジュイ美術館に行く予定だったので、早々に支度を済ませ、フロントでカードキーを返却したら、昨日のおじさまではない男性が座っていた。

「バスタブ付きの部屋に移動できますよ!」とのこと

 

昨日のおじさま、今日のシフトの男性に、確かに引き継ぎしてくれていたのだ

 

「このホテルには、バスタブ付きの部屋はないんです。だから、歩いて数分のホテルに案内するよ!」とも言った。

 

シャワーのみのホテルだったとは、、、
予約サイトで明確にして欲しかった。

 

満面の笑みで「いつ移動できますか?」と訊ねると、「Now!!」と彼も笑顔で返してくれた。

 

びっくりした私は、思わず「NOW?!」と聞き返していた。

 

これから出かける予定で出てきたし、部屋は片付いていない

 

慌てて部屋に戻り、スーツケースを開けて、出しっ放しの荷物を詰め込んだ

 

つづきます

※見出しの写真は、ホテルの窓からの眺め
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カメラの電池が何処にもない事態!!

2023年09月24日 17時13分58秒 | Paris

 

 

前回のブログでおわかりのように、出発直前までハラハラドキドキの落ちつかない日々を過ごしていたので、フィルムカメラの電池を買いに行く余裕など、全くなかった

 

以前、予備の電池を空港の電気屋さんで買う事が出来たので、今回も同じように空港で買えばいいや、と軽い気持ちでいた

 

無事にチェックインを済ませ、スーツケースも預けて両替も終えたので、羽田空港内のビッグカメラに寄ってみた。

しかし求めている電池が見当たらない不安になり店員さんに訊ねると、奥に探しに行ったが、在庫がひとつもないとのこと

 

空港内のコンビニも寄ってみたが、カメラ用の特殊な電池は扱っていなかった。

 

日本で購入することは不可能と悟った。正直なところ、茫然自失

 

今回は予備ではなく、直接使うための電池。無いとお話にならない。

 

パリ到着後、ホテル近くのスーパーモノプリに探しに行った

ホテルに着いたのが20時近く。

このモノプリは23時まで空いているので滞在中は大変助かりました

 

しかし、肝心の電池が売っていない

 

これはパリ市庁舎横の北側に位置するBHVに行くしかない。あそこなら、絶対にあるはず。。。

BHVは、マレ地区にあるデパート。比較的ブリコラージュ(DIY)用品が充実しているので、日本でいうジョイフル本田みたいなお店にブランド洋品店などが加わった感じの商業施設。

 

結局、翌日訪れる予定のトワル・ド・ジュイ美術館ではカメラを使うことは諦め、スマホのみに

 

トワル・ド・ジュイ美術館の帰り、メトロのHôtel de Ville駅で降り、駅から直結している地下店舗で無事電池を手に入れました

 

予め、滞在先を確実に確保していなかった為に、そのしわ寄せがこれでもか?と言うほど押し寄せてくる

そんな反省だらけの出だしに、我ながら情けなかった。

 

これも、次に繋ぐ教訓

 

次回は日本で買う時間的余裕が持てるよう、段取りを組みたい

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出発間近!!滞在先が決まらない恐怖!!

2023年09月24日 05時11分09秒 | Paris

 

 

5年ぶりのパリは、到着4日前まで滞在先が決まらないと言う事態となった

 

コロナ禍でひと月の滞在を断念した2020年春、借りる予定だった6区のアパルトマンに打診をしていたが、確かな返事が得られる7月まで、呑気に構えていた事

 

そう!必ず借りることが出来ると、自信過剰な解釈をしていたから 

 

7月初めにその根拠のない自信は打ち砕かれ、慌ててBooking.comAirbnbで探し始めた

 

8月になり、高層マンションのバルコニー付きのお部屋を見つけた

バルコニーからの眺めはモンマルトルの丘、エッフェル塔まで見渡せる夢のような世界

 

喜び勇んでここに決めたが、その数週間後に、このエリアは治安が悪いと知り不安になってきた。

 

そこで、再びふり出しに戻り新たに探し始めた。

若干高くはなるが、モンパルナスの近くのアパルトマンを見つけた。

 

これもAirbnb

 

ところが、希望した所は長期滞在者向けだったとのこと。オーナーは、Airbnbには掲載していないが、他にもアパルトマンを持っているから紹介するよと言い、同じくモンパルナス近くの広くてきれいなアパルトマンを教えてくれた。

 

既に決めていたバルコニー付きのマンションをキャンセルし、ホッとしたのも束の間

 

そのオーナー、「アパルトマンの管理者が旅行者を歓迎しないから貸すことはできない」と言う始末

 

あり得ないと思いつつ、メールを読み進むと、「でも大丈夫!僕の友人がAirbnbに掲載していて、そこを貸すことはできるよ」と。

 

見てみると同じモンパルナス界隈だが、バスタブ付きではなくシャワーのみ

 

バスタブ無しは避けたいポイントだったので、シャワーは希望していないことを伝えると、「安全な地域で、交通の便もいいからおすすめだよ!」と取り付く島がない。

日本人と違って、バスタブを必要とするパリジャンはごくわずかなのだ。

結局、すぐには決めることは出来ないと伝え、また新たな宿を探し始めた。

 

この時、すでに出発4日前

もし、決まらなかったらパリで路頭に迷うのか

 

必死で探した挙げ句、翌日にモンパルナス近くのホテルを見つけた

初めのマンションの2倍以上もしたが、背に腹はかえられぬ

 

ホテルから予約完了のメールが届き、やっと心に平和が訪れた

 

 

2023年パリ滞在記!、はじまります

思い出しながら綴ってまいります。しばらくお付き合い下さいませ

 

 

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11年目にして価値を見出す?!

2021年03月17日 17時37分28秒 | Paris

 

 

母が愛犬の散歩に行くのに、私のお下がりのスニーカーを履いて行ったと言うので、どの靴かと見てみたらまさかの新発見をしてしまった

 

わたしには足の幅が狭くて痛くなったスニーカーだった。ただ、デザインは気に入っていたまるで小学校の時の白い上履きみたいでかわいくってゴムの部分に名前を書かされたっけ!

 

2010年の9月、買ったばかりのスニーカーを持ってパリに行った。
パリに行くと、一日中歩くから靴擦れが出来てしまった。あまりの痛さに帰国した際、寄った実家に置いてきたのだ

 

 

何故かそのスニーカーは、庭の椅子の上に裏返しに置かれていた。よく見ると、普通の靴底の溝のデザインとは異なっている

 

しかも所々に不規則な数のアルファベットが。こんな所になぜ単語が書いてあるの

目を凝らしてみたら、なんとパリのメトロの駅名だった

 

靴の裏なんて気にもとめないから、買った時は全く気づかなかった。

 

思わず馴染みの駅を探すと、あったあった!MabillonOdeon

 

11年目にして、新たにスニーカーの価値を見出したのだ。遅すぎる!!

しかし、こんなところにまでデザインを施すなんて恐れ入ります

 

なんだか急に愛着を感じ、改めて右足を入れてみたが、やはり横がキツい。これはやはり母のものなのだ

 

まだパリに行ったことがない母に、足の底からメトロを満喫してもらわなくちゃ



強いこだわりを感じたので、左右違うかと思ったら、対称だった
でも左岸なんだね

2010年にパリを訪れたときは、Edgar QuinetとGateの中間あたりのアパルトマンに
滞在させてもらいました。その駅もありますね!




これはメトロの地図。



パリに行くと必ず2、3枚は手にする市内地図。
ここにメトロの地図も載っています。
散々広げてボロボロになったのは捨てたけど、綺麗なのは取っておいてる
 
 
ノートルダム展望台からの景色。(2010年9月)
いつかまたこの景色を見てみたい

 
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苦渋の決断

2020年03月10日 21時15分53秒 | Paris

 

 

今月下旬に予定していたパリ行き、断腸の思いで諦めました

昨年末、10年近く勤めた仕事を離れ、ささやかながら自分へのご褒美として計画していたのに。。。

 

終息の兆しが見えぬ、この世界的状況下、やむを得ぬ

いや、何も永久的にこのパリ行きがなくなるわけではない。楽しみが先に延びただけ

 

そこで、今日はエールフランスのチケット変更手続きを、オンラインで行った

1週間ほど前にエールフランスに電話で問い合わせたら、変更不可のチケットにも関わらず、差額を支払えば、来年1/15までのフライトに変更可能と伺ったただし、既存のフライト日前に申請する必要があるとのこと

 

オンラインで日程変更し、あとは支払いと言うところで、指がとまってしまった

クレジットカードに登録された住所の書き方と同じように入力を求められたので、そのとおりに入力しても、エラーとなるのだ。記号やハイフンなどは使用不可となっているので、使わずに入力していてもエラーとなる

 

訳がわからない

もしかしたら同じような経験をされた方のヒントがあるかもしれないと思い、早速検索してみたら、案の定、発見

show-coさんのブログはこちら

実にありがたい!

状況が目に見えるだけに、読んでいて笑ってしまった

 

ほんとに、「ナンジャラホイ!」だもん。

 

結局、記載された通りに入力したら無事手続き完了となった

 

このアバウト過ぎる入力法、「フランスあるある」に認定します

 

ちなみに「フランスあるある」とは、

日本人には理解できないような考え方、習慣的行動などを意味します!

もちろん、フランス人から日本を見たら、同じように「日本あるある」がある筈

 

 

今朝、図書館の帰りに見つけた小待宵草。
これ、今まで月見草だと思ってた

昨日、姉と気晴らしかねて地元のレストランへ。
ブッフェだけど、一回一回、トングを交換しているから安心です
新鮮なお野菜が沢山食べられて幸せ

姉はリブロースステーキ200g



私はハラミステーキ200g
お肉が柔らかかったです

お店はこちら!
YASAI STYLE 

 

 


図書館で借りたのはこれ。
甥っ子に勧めた本だけど、私も読みたい

 

 

 

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