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先日、はじめてソーイングピクニックなるイベントに参加した
今年の春だったかな?
夕飯の仕度中にテレビでちらっと見た番組。そこで「衣服標本家」と言う言葉を初めて耳にした
さらに、月一で通っているソーイングレッスンで、5月に開催された「半・分解展」について、先生が話題にしたことで、俄然興味を持った。
何より、200年以上も前の、驚くほど細かい作りで、かつデザイン性に優れた素敵なドレスなどを扱っていることに興味津々
マリー・アントワネットの時代のドレスは、オリジナルブランドの洋服に真似したいデザインの宝庫
ただ、それを分解しちゃう
もちろん分解すれば、たしかな構造がわかるので、確実に同じデザインを再現することができる。
ただし、元に戻す技術がなければ、分解する発想は生まれないのだ
そんな素晴らしい仕事をされている長谷川さんの第一印象は、とても親しみやすく、初めてお会いする感じがしなかったネットで拝見していた面影と違い、学生のようだったので、まさかご本人とは思わず、探してしまったくらい
このソーイングピクニックでは、各々が作りたいものを作るイベント
「今日は何をつくりますか?」の問いに、「スニーカーです」と答えると、驚きの表情
をされ、「靴を作る方は初めてです
」と長谷川さんは答えた。
イベントの途中、長谷川さんからレクチャーが2回あった。18世紀から19世紀の、ベストや、コルセットの前衛であるステイズ、ブロケード織物のガウンやコットン製のドレスなどの構造について、またどれほどの知恵と手間がかかっているかの説明を受けた
こんな機会でもなければ、ステイズ、コルセットに鯨の髭が使われていることや、ドレスがいくつものピンで留められた状態て着ていたことなど、知る由もない
※見出し画像の左下に写っているのが鯨のひげです
今回のイベントのおかげで、ドレスのもっと奥深い知識を得たいと思った。
さらには、着心地の良さを兼ね備えたデザインであることが、永く愛せる服作りだと実感した。
早速図書館で関連本を予約しましたよ
嬉しいお知らせもいただきました
10月に、『半・分解展』を行う予定だそうです。
楽しみです。
ご興味ある方はぜひ長谷川さんのInstagramをフォローしてください
これが1750年のステイズ
コルセットとは異なり、あくまで平面的ですが、
ステッチの多様な向きと鯨のひげを入れることで体に沿わせています
なんと125本の髭が使用されています
ガウンです
後ろの内側に中央にアジャスターがついています
背面はバトープリーツになっていました
1825年のハイウエストで、ボリュームのある袖がとても可愛いワンピース
前がだら〜んと垂れていますが、当時は女性の服にボタンはつけないため、
胸元でピンで留めたのだそうです
うっかりピンが刺さったなんてこともあったんじゃないかな
以下、コルセットについての参考サイト
https://www.vogue.co.jp/fashion/trends/2019-05-13/fashion-encyclopedia-corset/cnihub