まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

ひと区切り

2015-01-27 13:01:41 | くらし

母の1周忌の法要を終えて、ようよう自分の中でけじめがついた(なよう気がする)。
母の死の翌日ちゅっぱの誕生と慌ただしい月日が過ぎて。
ちゅっぱにかまけていて母の死に十分向き合わなかった分、娘が子育てで少し落ち着いてきた秋ごろから、
妙に物悲しい思いにとらわれていく自分を持て余していた。

それがま、たった3人でとりおこなったとはいえ、お坊さんにお経をあげていただき、位牌に魂入れをしていただき
それなりに母の供養ができたかと思うと、肩にのしかかっていた何ものかがふっとおろされたようで・・・

思えば。
お盆に帰った折り、お坊さんに今日の日のことをお願いに上がり「日曜日にしなくていいですか」と問われるも、
現役である子供たちに、この厳冬期に欠航の心配をしながらの参列はしなくてもよろしいと言ってあったので、
お坊さんのご都合に合わせて日にちを決めた。
同じような理由で、いろいろ迷ったが島外に住む叔父叔母にも特段知らせないことにする。何しろ高齢だ。
父の1周忌3回忌はお寺で行ったが、今回は4人なら狭い家でも大丈夫だろうと、母の妹と父の甥、我ら夫婦の4人で
実家で行うことにした。(甥ごさんはすっかり失念かつ用事で欠席にあいなる)


身内だけの法要、それなのに、小心者の私。
手土産のことから始まり、法事の後の食事やら車の手配やら何やら。
横浜と佐渡で離れているから、それに何分にも厳冬なのでいろいろな場合を想定して(用心深いからね)
どうしたらいいものかと横浜でひとり気をもんでいたわけよ。


で、早めに佐渡に帰ってマサチャンママに相談。
「あんた、なんにもそう気い張ってやらんでもいいねかや。4人だけだろ」
ああ、そうだわ。そうだ、そのとおりだ。別に誰に褒めてもらわなくてもいいんだわ。
って思ったら気が抜けて。ほら何事にもこだわるからね(ほんとかしら?)
教えてもらった魚屋さんにお斎の手配をしたら、もう終わった気分。



仏様にお供えするだんごだけは自分で作らないかん、母に申し訳ないと頑張った。
何しろだんご作りは初めてだからね。お盆や彼岸はお店の出来合いの砂糖団子でごまかしていたけれど。
今度ばかりはそうはいかん。またもやマサチャンママのアドバイス。
「白玉のように柔らかくしたらダメだや。固めに捏ねて、形に組んで蒸さなきゃ」
えっ?そんなに固くするのってびっくり、何しろ初めてだからね。蒸し器はどこにあるか分からないから茹でる。
「あんた、形が組めるかな、蒸し器貸すっちゃ」と言われるも茹でるの頑張った。
前の日から練習して頑張る。いやあコツをつかみましたよ。当日はばっちり。
母にこれで喜んでもらえるわ。ほんとうにほったらかしだったからね。申し訳が立とうというもの。

お坊さんの指示通り小テーブルを用意して、お膳を真ん中に格上のお菓子を右、果物を供える。
マサチャンママがおはぎを持ってきてくれて仏前が賑やかになった。

さて、当日は曇り。雪も雨も落ちなくてひと安心。
いつもは歩いてくるお坊さんは車で来て隣の間で着替えて、10時ピッタリに始まる。
ろうそくが短くてお坊さんに取り替えさせるという失敗はあったものの。
「40分?あれっ?いつもよりお経が短いわ」と内心思ったら、申し訳ない次が急に入ったもんで、とお坊さんはそそくさと帰って行った。

いいのいいの。それで十分、母も長くなくてちょうどいいよと言っておる。
ふぉーっと大息ついて、我ら3人こたつ出して引っくり返ったのは言うまでもない。
ほんと、疲れました。当分よござんす、と言いたいわ。

コメント
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