って、SWITCHインタビュー 達人達 での中井貴一さん。
この日は糸井重里さんとの達×達 完全版。
私、本放送も観ているから2回目。
いやいや、中井貴一さんのこと、私ちょっと駄目なのよ。
凄い演技力がある俳優さんなことは承知の上で。
あんな正統派俳優さんの芝居なんてダメなのよ、観てもいないのに勝手に決めつけているけれど。
どうも肩が凝ってきてお尻のあたりがむずむずして、予告だけで「やっぱりいっか」って脱落、のパターン。
中井さんは西田さんが言うところの「俳優」かしら「役者」かしら。ね。どっちも当てはまるような気がするな。
でもでも、気にはなるから芝居以外の自分がたり的な番組は観る。
糸井さんには中井さんからの申し込み。
そこでね、中井さんが、53歳になってこの年になると
「人はそんなに好かれない」ことが分かったって。図星だから思わず笑ってしまったわ。
私も好かれたいとまでは思わなかったけれど、嫌われたくなかったからずいぶん悩んだことがあった。
若い時はほぼそれで日々を過ごしていたかな。
それが、中井さんよりはるかに年喰ってしまった今、どっちでもいいことになってしまって、ずいぶん楽ちんだわ。
年とるのもそういう意味では悪くない。
で、完全版だから未公開放送部分も面白くて。
お二人さん「あまちゃん」の大フアンで能年玲奈ちゃんが可愛いって大騒ぎ。
そんなお二人こそ可愛いわ、男ってって。
そして中井さん、自分は
「ひとりにされるのは嫌だけれど、孤独の時間がないのはいや」
とおっしゃる。うん、分かる分かる、すっごく分かる。私もまったくその通りだから。
もしかするとそんな部分が何となく見え隠れするから、自分のアンテナにどこかで引っかかるのかなと思ったりしたわ。
本業の演技について、究極の目指すところは「棒読み、無表情」ですって。
(もちろんそこにはただの下手じゃない役の深い気持ちを込めての上でね)
そうよ、中井さんそのとおりよ。
目え剥いたり唇ひん曲げたり顔芸じゃないの、溜めたりした大げさな台詞回し入らないの(別に中井さんがそうだというわけじゃない)。
やっと気が付いたかと私はえらそうに言い放つ。
「小津監督作品」だって。
あなた、お母さんがあんなに可愛がってもらったじゃない、あなたもお姉さんも、とどこまで行くか関係ない私の突っ込み。
そうは思っても、中井さんがそれを目指しても、これからも中井作品は観ないだろうな。そんな気がする。
あっ、「銭の戦争6話」
ツヨシクンのアップ多用は嬉しいけれど、そこまではいいのよ。全身でだって表現はできる人だからさ。
渡部篤朗vs草なぎ剛vs木村文乃
いやあ、見ごたえあった。満足。
結局そこかって。