今日も恐ろしく暑い一日でしたね。
余裕を見て今朝は7時半には起きていたのですが、暑さで動きが鈍ったのか、
家を出るのが予定よりも1時間近く遅くなってしまいました
今日はお茶のお稽古の後、所属する長唄の流派の浴衣浚いを見に行くことに。
実はこの流派では記念すべき第1回目の浴衣浚いで、私のお師匠さんと、
同門のお弟子さんが出ることになったのです
いつもお師匠さんの舞台を見に行くときは、千總さんや染の北川さんなどの、
ちょっと良い小紋を着ていくのですが、夏物はお稽古用の小紋しかないのです。
浴衣浚いではあるけれど、記念すべき第1回目だし、お師匠さんもお出になるし、
お家元や偉い先生方もお見えになるし・・・
何を着ていこうか悩みに悩んだあげく、格を下げて失礼になるよりは、
格を上げていこうと思い、絽の訪問着を着ていくことにしました。
数年前に購入したもので、私にしては珍しい大人しめの地色です。
夏は涼しげに見えるように抑えた地味な色使いの着物が多いのです。
この地色は私の年代には地味すぎるかな~とも思ったのですが、
描かれている鉄線がとても素敵で、悩みに悩んで結局買ったもの。
年齢的にも長いこと着れる色柄なので、重宝しそうです
着物は淡い藤色にクリームぼかしの絽地に、手描きで鉄線が伸びやかに描かれた、
「染の北川」の訪問着。落ち着いた地色ですがとっても涼しげです。
帯はとても珍しい羅の本袋帯。羅のフォーマル、しかも本袋帯は希少です。
白地にピンクや藤色や水色の雲取りに、吉祥紋が唐織で織り出されています。
帯揚げは白い絽地に赤い絞りの和出し。
帯締めは夏用の高麗組で、表がピンク、裏が白銀。
まずはお茶のお稽古へ。
訪問着でお稽古に行くのはなかなか無いので、汚さないように気を配りました。
今日は夏限定、「洗い茶巾」のお点前でした。
お客様の目の前で水からあげた茶巾を絞る、涼しげなお点前です。
お菓子は水まんじゅう。お花は半化粧・ウツボ草・縞ススキ。
お軸は「撃竹一声」と書かれた墨跡。
お稽古の後は急いで杵勝浴衣会の会場へ。
いくつか見逃してしまいましたが、幸いお目当ての曲の数曲前には到着できました。
お師匠さんは全部の曲のうち、5~6曲に出演されたので、見所満載
お目当ての同門のお弟子さんの曲が始まると、お囃子さんまでしっかりいて、
とても豪華な演奏になっていました。初めて数年とは思えないほど堂々と弾きこなし、
普段の練習量が窺える演奏でした
同門のお弟子さんは「越後獅子」で出演されました。
楽屋に楽屋見舞いをお持ちしたら、まきもので獅子柄の手拭いを頂きました
このぐるぐるの柄で「獅子」の鬣を表しています。色も紅白で獅子カラーです。
カッコイイ~
他の方の曲、「連獅子」では、舞台の両端までいっぱいの人数での演奏となりました。
『かかる険阻の厳頭より 強臆ためす親獅子の 恵みも深き谷間へ
蹴落とす子獅子は ころころころ 落つると見えしが 身を翻し 爪を蹴立てて
駆け登るを 又突き落とし 突き落とされ 爪の立てども 嵐吹く 小陰に暫し休らひぬ
登り得ざるは臆せしか あら育てつるかいなやと 望む谷間は雲霧に
それともわかぬ八十瀬川 水に映れる面影を 見るより子獅子は 勇み立ち
翼なけれど飛び上り 数丈の岩を難なくも 駈上りたる勢いは 目覚ましくもまた勇ましし』
獅子の子落としの部分では、あまりに格好良すぎて、鳥肌が立ってしまいました。
いつかお囃子付きで弾いてみたい曲です
悩んで着ていった訪問着でしたが、会場では皆さんバラバラの支度で・・・
出演者さんは浴衣ですが、観客はつけ下げ・小紋・夏織物・お洋服など様々で、
お洋服の方に至ってはビーチサンダルの方も・・・(これは少し失礼かと思います)。
お稽古用の小紋でもよかったかもしれませんが、お招き頂いたからには、
格を下げるよりもあげていった方が失礼にならないので、よかったかな
朝から水まんじゅう以外食べていなかったので、お腹が減ってしまって、
浴衣会が終わってすぐにディナーに出かけました。
今日もいつもの豆をたくさん使った料理が美味しいお店へ。
スープはカボチャとオレンジの冷製スープ。爽やかな香りが食欲をそそります。
前菜にはフォアグラを。フレッシュフォアグラの甘さとハチミツの甘さが最高
メインは子羊。このお店のラムは臭みが少ないので食べ易く、美味しいのです。
パスタは夏野菜をふんだんに使ったもの。ガーリックと唐辛子が効いています。
ワインはスパークリング・白・赤と頂きました。
今日の白ワインは大好きなアルザスのゲヴェルツトラミネールをボトルで
調子に乗って飲みすぎてしまいました・・・
素敵な舞台を見て美味しいものを食べて、また幸せな一日でした。
暑い中着物を着たのでかなり汗をかいてしまい、汗対策はしていましたが、
念のため訪問着は洗いに出そうと思います。訪問着に汗ジミをつけてしまったら、
悔やんでも悔やみきれませんので・・・夏物は維持費がかかります(笑)
余裕を見て今朝は7時半には起きていたのですが、暑さで動きが鈍ったのか、
家を出るのが予定よりも1時間近く遅くなってしまいました
今日はお茶のお稽古の後、所属する長唄の流派の浴衣浚いを見に行くことに。
実はこの流派では記念すべき第1回目の浴衣浚いで、私のお師匠さんと、
同門のお弟子さんが出ることになったのです
いつもお師匠さんの舞台を見に行くときは、千總さんや染の北川さんなどの、
ちょっと良い小紋を着ていくのですが、夏物はお稽古用の小紋しかないのです。
浴衣浚いではあるけれど、記念すべき第1回目だし、お師匠さんもお出になるし、
お家元や偉い先生方もお見えになるし・・・
何を着ていこうか悩みに悩んだあげく、格を下げて失礼になるよりは、
格を上げていこうと思い、絽の訪問着を着ていくことにしました。
数年前に購入したもので、私にしては珍しい大人しめの地色です。
夏は涼しげに見えるように抑えた地味な色使いの着物が多いのです。
この地色は私の年代には地味すぎるかな~とも思ったのですが、
描かれている鉄線がとても素敵で、悩みに悩んで結局買ったもの。
年齢的にも長いこと着れる色柄なので、重宝しそうです
着物は淡い藤色にクリームぼかしの絽地に、手描きで鉄線が伸びやかに描かれた、
「染の北川」の訪問着。落ち着いた地色ですがとっても涼しげです。
帯はとても珍しい羅の本袋帯。羅のフォーマル、しかも本袋帯は希少です。
白地にピンクや藤色や水色の雲取りに、吉祥紋が唐織で織り出されています。
帯揚げは白い絽地に赤い絞りの和出し。
帯締めは夏用の高麗組で、表がピンク、裏が白銀。
まずはお茶のお稽古へ。
訪問着でお稽古に行くのはなかなか無いので、汚さないように気を配りました。
今日は夏限定、「洗い茶巾」のお点前でした。
お客様の目の前で水からあげた茶巾を絞る、涼しげなお点前です。
お菓子は水まんじゅう。お花は半化粧・ウツボ草・縞ススキ。
お軸は「撃竹一声」と書かれた墨跡。
お稽古の後は急いで杵勝浴衣会の会場へ。
いくつか見逃してしまいましたが、幸いお目当ての曲の数曲前には到着できました。
お師匠さんは全部の曲のうち、5~6曲に出演されたので、見所満載
お目当ての同門のお弟子さんの曲が始まると、お囃子さんまでしっかりいて、
とても豪華な演奏になっていました。初めて数年とは思えないほど堂々と弾きこなし、
普段の練習量が窺える演奏でした
同門のお弟子さんは「越後獅子」で出演されました。
楽屋に楽屋見舞いをお持ちしたら、まきもので獅子柄の手拭いを頂きました
このぐるぐるの柄で「獅子」の鬣を表しています。色も紅白で獅子カラーです。
カッコイイ~
他の方の曲、「連獅子」では、舞台の両端までいっぱいの人数での演奏となりました。
『かかる険阻の厳頭より 強臆ためす親獅子の 恵みも深き谷間へ
蹴落とす子獅子は ころころころ 落つると見えしが 身を翻し 爪を蹴立てて
駆け登るを 又突き落とし 突き落とされ 爪の立てども 嵐吹く 小陰に暫し休らひぬ
登り得ざるは臆せしか あら育てつるかいなやと 望む谷間は雲霧に
それともわかぬ八十瀬川 水に映れる面影を 見るより子獅子は 勇み立ち
翼なけれど飛び上り 数丈の岩を難なくも 駈上りたる勢いは 目覚ましくもまた勇ましし』
獅子の子落としの部分では、あまりに格好良すぎて、鳥肌が立ってしまいました。
いつかお囃子付きで弾いてみたい曲です
悩んで着ていった訪問着でしたが、会場では皆さんバラバラの支度で・・・
出演者さんは浴衣ですが、観客はつけ下げ・小紋・夏織物・お洋服など様々で、
お洋服の方に至ってはビーチサンダルの方も・・・(これは少し失礼かと思います)。
お稽古用の小紋でもよかったかもしれませんが、お招き頂いたからには、
格を下げるよりもあげていった方が失礼にならないので、よかったかな
朝から水まんじゅう以外食べていなかったので、お腹が減ってしまって、
浴衣会が終わってすぐにディナーに出かけました。
今日もいつもの豆をたくさん使った料理が美味しいお店へ。
スープはカボチャとオレンジの冷製スープ。爽やかな香りが食欲をそそります。
前菜にはフォアグラを。フレッシュフォアグラの甘さとハチミツの甘さが最高
メインは子羊。このお店のラムは臭みが少ないので食べ易く、美味しいのです。
パスタは夏野菜をふんだんに使ったもの。ガーリックと唐辛子が効いています。
ワインはスパークリング・白・赤と頂きました。
今日の白ワインは大好きなアルザスのゲヴェルツトラミネールをボトルで
調子に乗って飲みすぎてしまいました・・・
素敵な舞台を見て美味しいものを食べて、また幸せな一日でした。
暑い中着物を着たのでかなり汗をかいてしまい、汗対策はしていましたが、
念のため訪問着は洗いに出そうと思います。訪問着に汗ジミをつけてしまったら、
悔やんでも悔やみきれませんので・・・夏物は維持費がかかります(笑)