Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

別誂え訪問着計画、始動!!

2012-04-04 23:31:48 | 着物
今日は風は少しあるもののお天気も回復し、春らしい一日でしたね
はまだ蕾だったおかげで、昨日の嵐にも飛ばされずに済んだようです。
このまま暖かい日が続けば、週末あたりはお花見ができるでしょうか

秋の三味線の舞台のため、そろそろ訪問着の別誂えを始めなければと、
しばらくどんなデザインにするか悩んでいたものが、やっと決まりました。
早速何度かお世話になっている京都のお店に連絡を取り、お話をして、
たたき台となる図案を描いていただきました


中に吉祥文様を描いた大きな束ね熨斗に、四季の草花を散らしたもの。
基本的なデザインとしては古典柄を使った良くあるものに見えますが、
少し華やかになるよう、訪問着にしては大きめの柄を描いてもらいました。

花は菊と牡丹を中心に、裾は梅・桜・菖蒲・桔梗・松と藤・笹・紅葉・橘、
肩には撫子・菊・椿など、本当にたくさんの種類があります。

地色は山吹色を淡くしたような、明るくやわらかい黄色系を考えています。
もう少し淡い色にして、裾をぼかしで濃くしていくのもいいかもしれません。

図案を母に見てもらったところ、色と基本的な柄についてはOKをもらい、
肩の柄をもう少し小さめに、柄の色使いはあまり濃くならないようにと、
アドバイスをもらいました。

思っていた以上に華やかな訪問着になりそうなので、細かい調整など、
京都に行ったときに担当の方と直接お話して決めることになりました

「伊と幸」さんに行って生地を決めましょうと言って下さったのですが、
「伊と幸」さんは平日しか営業していないので、とても残念なのですが、
今回は担当の方が「伊と幸」さんからいくつか白生地を預かってきて、
その中から決めさせて頂くことになりました

「伊と幸」の白生地を好きな地色に染めて、自分の体型に合わせた
大きさで好きな柄を思い通りにデザインしてもらって、しかもその柄を、
大好きな「千總」の友禅もしている友禅師さんに手挿ししてもらって。
別誂えならではの贅沢ですね。素晴らしい着物が出来上がりそう

大切に着て、いずれ子供が生まれて年頃になったら譲っていきたい、
そんな「本物」の着物です。

これから半年近くかけて作ってもらうので、待つ楽しみができました