Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

千總の小紋を購入しました

2013-04-12 23:13:01 | 着物
毎年、春ごろに千總の総柄小紋を購入することにしているのですが、今年もその
時期がやってきたので、少し前から百貨店の担当者さんに、反物を探し始めて
もらっていました(既に新年度ですので、今回は予定内でのお買い物です)。

今回いくつか反物が届いたということで見せて頂いたのですが、その中から一番
気に入ったのがこちらの小紋です


シボの高い淡い鳥の子色の縮緬地に、大きな笹と小さなふくら雀が描かれたもの
で、笹の葉の中には四季の花が表現されています。図案からすれば、笹という
よりは竹の葉でしょうね

「竹と雀」は昔からよくあるモチーフで、歳寒三友(松竹梅)のひとつである
竹は昔から吉祥文様として親しまれ、また、寒さに羽毛を膨らませた雀の姿は、
ふくら雀と呼ばれて「福良雀」と字を当て、これも吉祥文様とされてきました。

こちらの小紋は柄が大きめで、全体的にポップな印象はありますが、柄自体は
吉祥文様のため、袋帯を合わせて格調高く装うことができます


以前、同じ柄で紫色の生地のものを見たことがあったのですが、その時には柄の
大きさと地色の対比が強すぎて、買おうという気にはなりませんでした。しかし
今回は地色が淡く色使いも抑えられているので、柄が大きくても全体的にとても
良くまとまった印象になっています


早速試着をして肌映りを確認して、全体の柄の飛び具合も良さそうでしたので、
すぐに購入を決めました担当さんはiPhoneに慣れていないので、自分撮り

ちょうど良く合う色の八掛が無いそうなので、反物の地色に合わせてたものを
別注で染めて頂くことになりました。

1ヶ月ほどで仕立てあがるそうなので、もしかしたら5月に開催される新橋の芸者
さんたちの春の舞台「東をどり」の鑑賞に着て行けるかもしれませんね