Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

チューリップ畑へ / お茶のお稽古(新橋色誰が袖小紋)

2013-04-13 23:14:30 | 着物
今日はソファーを入れ替えるため、夫は朝からお友達と一緒に車であちらこちら
へと行ってくれていました

今までは、私の実家から持ってきたソファーを使っていたのですが、長時間座る
には向かないものなので、夫が実家で長く使っていたソファーと入れ替えること
にしたのです。私がお手伝いしても運べる重さではないので、夫と夫のお友達が
頑張ってくれました。どうもありがとう

夫たちがソファーを運んでいる間に、私は身支度をさせて頂きました。


本当は桜の時期に着たかった着物ですが、今年は思いのほか開花が早くて、
そのために誂えたのに時期を逃してしまいました。それでも、春の青空のような
とても綺麗な地色ですので、いまのうちに、と思っておろしました


予想していた地色よりも濃い目の仕上がりになりましたが、これはこれでとても
可愛らしく、綺麗な色になったので気に入っています。あまり長くは着られない
と思うので、しばらく楽しんだら次の世代へ譲ろうと思っています

綺麗な色の着物なので、帯の地色には主張の強くないものを。水色×黄色の組み
合わせが昔から大好きでよくやっていたのですが、今回は柄の雰囲気もぴったり
合って可愛らしいコーディネートになりました


着物はさらっとした縮緬地を新橋色に染め上げ、誰が袖柄の周りには小さな花が
リズミカルに描かれている、別誂えで作ってもらったとても可愛らしい小紋。
帯は同じ柄の地模様のある淡い黄色地に、可愛らしい大和鈴がリズミカルに
ぽんぽんと織り出されている、西陣の名門「藤原織物」の唐織りの名古屋帯。
帯揚げはダイヤの地模様の白い綸子地に、ピンクのハート柄の絞りの輪出し。
帯締めはピンク~白のグラデーションになった組紐。

今日はお稽古に行く前に、チューリップの綺麗な公園に行ってみました。


この写真だけ見るとハウステンボスかオランダの風景のようですが、首都圏の
とある公園です。こちらの公園は、大きな畑のお花に溢れる季節ごとのお花で
有名で、風車があるので、特に春のチューリップは地元民の楽しみです


見渡すかぎり一面のチューリップ畑と風車が、とっても可愛らしい風景ですね。
以前、我が家の一番姫(綾乃)を連れて撮影に来たこともあります。

春は山にある500本のソメイヨシノから始まり、チューリップ、ポピー、向日葵、
コスモスなどが、季節によって広大な畑に咲き誇ります。その他にも、花菖蒲、
睡蓮、蓮などの水生植物もあって、見所の多い公園です


せっかく来たので写真を撮ってあげると夫が言ってくれたのでとってもらったの
ですが、撮った写真を見て、二人で一言「なんだか変だよねぇ」とつぶやいて
しまいました。まるで異国のようなチューリップの風車の前に佇む着物姿(笑)
たまにはこんな写真も面白いですね

公園を後にして、お茶のお稽古へ。今日はソファーを運んだり公園に行ったりと
色々してからのお稽古だったので、すっかり遅い時間になってしまいました

今日のお稽古は、吉野棚を使った濃茶のお点前をさせて頂きました。吉野棚は
京都・島原の名妓である吉野太夫が好んだとされる遺芳庵の吉野窓を模倣して
デザインされた棚で、桜の咲く季節(4月)に使われることが多い棚です。

お菓子は「花林檎」という銘の林檎の白い花を模したもので、「伊勢屋」製。
茶花は浦島草が活けられていました。

お軸は短冊で、上部に墨で描かれた柳と燕の絵、下部に「飛燕受風斜(ひえん
かぜをうけて ななめなり)」と書かれたものでした。杜甫(だったかな)の詩
の一文なのだそうです。

お稽古が終わったのが遅かったので、急いで帰ってお夕飯を...と思っていたの
ですが、帰ったとたんに私が具合が悪くなってしまって、そのままご飯も食べず
寝込んでしまいました。どうやら公園で体が冷えてしまったようです

少し落ち着いてからお風呂で温まったので、今日はこのまま寝ることにします。