今日は茶懐石料理教室へ行ってきました
今日は7月ということで、朝茶事の懐石を教えて頂きました。早朝の茶事なので本来は生魚が手に入らないため、向付は干物を使ったもの、そして焼物が無くなり、香の物が5種になるのが特徴です
向付は「カマス一夜干し みぞれ和え 大葉」。一夜干しとして売られているカマスを焼いてほぐしたものに、鬼おろしした大根と千切りの大葉を混ぜ、甘酢で和えたもの
汁物は「蓮芋 赤味噌仕立て じゅん菜 落辛子」。たっぷりと出汁を吸った蓮芋につるりとしたじゅん菜が赤味噌によく合います
煮物椀は「海老葛たたき 焼き茄子 楓麩 青柚子」。片栗粉をまぶして茹でた海老の赤、焼きナスの緑と、色合いがとても美しい一品
強肴は「冬瓜糸車」。冬瓜に干瓢を巻いて糸車に見立て、ほぐした笹身の入った生姜葛と合わせたもの。
預鉢は「干椎茸、クラゲ、きゅうりの胡麻酢和え」。それぞれ食感の違うものを同じようなサイズに切りそろえて胡麻酢で和えて、夏らしいお料理に仕上げています
八寸は「生ハム磯辺巻き 枝豆」。何かを生ハムで巻くことはあっても、生ハムを何かで巻くのは始めてでした。枝豆は両端を切り落とすことで美味しく仕上がります
香の物は本来は5種ですが、今日は通常通り3種で、たくあん、茄子の浅漬け、柴漬けでした。
お菓子は「深川」。ミックス甘納豆を川底の小石に見立てて、薄く水色をつけた錦玉を流しました。涼やかなお菓子ですね