Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

パンフレット、届きました。

2011-07-12 23:51:48 | 日記

8月の舞台のパンフレットが出来上がってきました
一昨年の舞台の際は数人にだけお声かけをさせて頂いたのですが、
今年は学生時代の友人・茶道のお稽古場の方々・会社の同僚など、様々な人に
お声かけをして、ご興味のある方には是非お越し頂きたいと思っています

出演人数が多いので、浴衣浚いは組み物(2人以上で踊るもの)が多いのですが、
それでも全部で30曲以上。ものによっては4人以上のものもあるのに・・・
お師匠さんの人気の高さ、弟子の多さがよくわかる舞台です。

30曲以上となると、朝11時開演で、終わるのが夜の9時近く。
出演者は自分の番だけですが、舞台を支えるスタッフの皆様は大変です。
後見さんは出づっぱりだし、お師匠さん・照明さん・小道具さんも・・・

三味線・唄・お囃子などの地方(ぢかた)の皆様も同様です。
地方に関しては長唄と清元があるので、多少の入れ替わりはありますが、
それでも大変だと思います。特に唄や笛など、体力の限界に近いかと。
皆様プロですので、対処法は心得ていらっしゃるのでしょうけれど・・・

私の出番は一緒に出る人の関係でお昼過ぎとなり、早めに終わりそうです。
早く終わると気が楽で嬉しいです~

そしてなんと
私の出番の時に三味線のタテを弾いて下さるのは、私の三味線のお師匠さん。
踊りのお師匠さんの実弟なのですが、普段歌舞伎座で弾いていらっしゃるので、
そんなお師匠さんの演奏で踊れるなんて、とってもありがたい事です。

そしてそして
お唄のタテは芳村辰三郎さん。人間国宝の七世・芳村伊十郎さんのお孫さんです。
辰三郎さんは、去年三味線のお浚い会で私が「菖蒲浴衣」のタテを弾いた際にも、
タテで唄ってくださいました。とても美しいお声で、ほれぼれします

プロの演奏家・唄い手・小道具の皆様が、私達のために1日を使ってくださる。
しかも、私達が踊りに集中できるように、踊りやすいように気を配ってくださる。
こんな素晴らしい環境で舞台をお勉強させて頂けるなんて、本当に幸せです。
ここまでのクオリティのお浚い会は、他にはなかなかないと思います

それもすべてお師匠さんのお力。
こうして回を重ねていけるのも、同門の大きいお姉さん・お姉さん方の努力の賜物。
まだまだひよっ子の私も、下の子達に繋いでいけるよう、精進していきます


少しでも涼を・・・

2011-07-11 22:31:41 | 日記
こう毎日暑いと、どうしたら少しでも涼しくなるか、色々と考えるようになります。
クーラーが嫌いなので、寝る時はつけても扇風機だけなのですが、
何か涼しく感じられるものはないかと・・・


幸い川が近いので、風はよく吹くため風鈴なんかいいのではないかと思っています。
強風だと煩いのが難点ですが、高く澄んだ音で少しは涼感が増すかもしれません


夏バテ気味の体には嬉しいものを頂きました。
夏の果物はどれも好きですが、特に桃が大好きで、毎年夏バテの時は桃が定番。
あの爽やかで甘~い香りと、水分たっぷりの実が、たまらなく美味しいのです。
今日は銀座千疋屋の桃ゼリーをもらったので、冷やしておいて週末に食べようっと


ほおずき市・・・

2011-07-10 23:54:33 | 日記
今日は殺人的な暑さでしたね・・・


午前中に用事があったので浅草寺あたりへ行ってきました。
ちょうどほおずき市がやっていて、たくさんの観光客で賑わっていました。
毎年買おうと思いながら、持ち帰るのが大変そうで断念しています

出かけて汗をかいたので、帰宅してからシャワーを浴びたら、そよ風が気持ちよくて、
先週に引き続きお昼寝をしてしまいました・・・
起きてからお洗濯をして、お部屋の掃除などを済ませ、夜までゆっくり過ごしました。


夕飯を食べてしばらくしてから、車で日舞のお稽古へ。
7月はお中元をお渡しする時期なので、ご祝儀袋と袱紗を用意して持って行きました。
袷の袱紗しか持っていないので、お中元を考えると、絽の袱紗が欲しいところです


杵勝浴衣会&夏の訪問着・・・

2011-07-09 23:49:41 | 着物
今日も恐ろしく暑い一日でしたね。
余裕を見て今朝は7時半には起きていたのですが、暑さで動きが鈍ったのか、
家を出るのが予定よりも1時間近く遅くなってしまいました

今日はお茶のお稽古の後、所属する長唄の流派の浴衣浚いを見に行くことに。
実はこの流派では記念すべき第1回目の浴衣浚いで、私のお師匠さんと、
同門のお弟子さんが出ることになったのです

いつもお師匠さんの舞台を見に行くときは、千總さんや染の北川さんなどの、
ちょっと良い小紋を着ていくのですが、夏物はお稽古用の小紋しかないのです。
浴衣浚いではあるけれど、記念すべき第1回目だし、お師匠さんもお出になるし、
お家元や偉い先生方もお見えになるし・・・

何を着ていこうか悩みに悩んだあげく、格を下げて失礼になるよりは、
格を上げていこうと思い、絽の訪問着を着ていくことにしました。


数年前に購入したもので、私にしては珍しい大人しめの地色です。
夏は涼しげに見えるように抑えた地味な色使いの着物が多いのです。
この地色は私の年代には地味すぎるかな~とも思ったのですが、
描かれている鉄線がとても素敵で、悩みに悩んで結局買ったもの。
年齢的にも長いこと着れる色柄なので、重宝しそうです


着物は淡い藤色にクリームぼかしの絽地に、手描きで鉄線が伸びやかに描かれた、
「染の北川」の訪問着。落ち着いた地色ですがとっても涼しげです。
帯はとても珍しい羅の本袋帯。羅のフォーマル、しかも本袋帯は希少です。
白地にピンクや藤色や水色の雲取りに、吉祥紋が唐織で織り出されています。
帯揚げは白い絽地に赤い絞りの和出し。
帯締めは夏用の高麗組で、表がピンク、裏が白銀。

まずはお茶のお稽古へ。
訪問着でお稽古に行くのはなかなか無いので、汚さないように気を配りました。

今日は夏限定、「洗い茶巾」のお点前でした。
お客様の目の前で水からあげた茶巾を絞る、涼しげなお点前です。
お菓子は水まんじゅう。お花は半化粧・ウツボ草・縞ススキ。
お軸は「撃竹一声」と書かれた墨跡。

お稽古の後は急いで杵勝浴衣会の会場へ。
いくつか見逃してしまいましたが、幸いお目当ての曲の数曲前には到着できました。


お師匠さんは全部の曲のうち、5~6曲に出演されたので、見所満載
お目当ての同門のお弟子さんの曲が始まると、お囃子さんまでしっかりいて、
とても豪華な演奏になっていました。初めて数年とは思えないほど堂々と弾きこなし、
普段の練習量が窺える演奏でした


同門のお弟子さんは「越後獅子」で出演されました。
楽屋に楽屋見舞いをお持ちしたら、まきもので獅子柄の手拭いを頂きました
このぐるぐるの柄で「獅子」の鬣を表しています。色も紅白で獅子カラーです。
カッコイイ~

他の方の曲、「連獅子」では、舞台の両端までいっぱいの人数での演奏となりました。

『かかる険阻の厳頭より 強臆ためす親獅子の 恵みも深き谷間へ  
 蹴落とす子獅子は ころころころ 落つると見えしが 身を翻し 爪を蹴立てて 
 駆け登るを 又突き落とし 突き落とされ 爪の立てども 嵐吹く 小陰に暫し休らひぬ 
 登り得ざるは臆せしか あら育てつるかいなやと 望む谷間は雲霧に 
 それともわかぬ八十瀬川 水に映れる面影を 見るより子獅子は 勇み立ち 
 翼なけれど飛び上り 数丈の岩を難なくも 駈上りたる勢いは 目覚ましくもまた勇ましし』

獅子の子落としの部分では、あまりに格好良すぎて、鳥肌が立ってしまいました。
いつかお囃子付きで弾いてみたい曲です

悩んで着ていった訪問着でしたが、会場では皆さんバラバラの支度で・・・
出演者さんは浴衣ですが、観客はつけ下げ・小紋・夏織物・お洋服など様々で、
お洋服の方に至ってはビーチサンダルの方も・・・(これは少し失礼かと思います)。
お稽古用の小紋でもよかったかもしれませんが、お招き頂いたからには、
格を下げるよりもあげていった方が失礼にならないので、よかったかな

朝から水まんじゅう以外食べていなかったので、お腹が減ってしまって、
浴衣会が終わってすぐにディナーに出かけました。


今日もいつもの豆をたくさん使った料理が美味しいお店へ。
スープはカボチャとオレンジの冷製スープ。爽やかな香りが食欲をそそります。
前菜にはフォアグラを。フレッシュフォアグラの甘さとハチミツの甘さが最高
メインは子羊。このお店のラムは臭みが少ないので食べ易く、美味しいのです。
パスタは夏野菜をふんだんに使ったもの。ガーリックと唐辛子が効いています。

ワインはスパークリング・白・赤と頂きました。
今日の白ワインは大好きなアルザスのゲヴェルツトラミネールをボトルで
調子に乗って飲みすぎてしまいました・・・

素敵な舞台を見て美味しいものを食べて、また幸せな一日でした。

暑い中着物を着たのでかなり汗をかいてしまい、汗対策はしていましたが、
念のため訪問着は洗いに出そうと思います。訪問着に汗ジミをつけてしまったら、
悔やんでも悔やみきれませんので・・・夏物は維持費がかかります(笑)


団扇・・・

2011-07-08 23:05:01 | 日記
梅雨明けも近くなり、暑い日が続いています。
今年は節電対策でオフィスは暑いのでは・・・と思っていたのですが、
予想に反してかなり寒く、体調を崩しそうです

もともと冷房がすごく苦手なので、人より過敏に反応してしまうのかもしれません。
なるべく温かいものを飲んだり、休憩時間には少し外に歩きに出るようにしたり、
ひざ掛けを掛けたりと、体が冷えないように努めています。


それでも暑いと感じる人がいるのか、会社のロゴ入りの団扇が配られました。
白地は金魚と水草が描かれているもの、黒地は花火が描かれているものです。
裏面には絵と共に会社のロゴが・・・ロゴが無ければもっといいのに(笑)

せっかく作るなら、プラスチックではなくて竹製にしてほしかったなぁ。
竹製の団扇は、同じ力で扇いでもしっかりしているので風をたくさん運んでくれます


特に京都の京丸団扇は大きめでしっかりしていて、かなりの優れもの。
京都の芸舞妓さんが、毎年夏にお客様やお世話になっているお店に配るものです。
表面には置屋の名前(自前の芸妓さんは自分の苗字)の横に自分の妓名が入り、
裏面には家紋が染められています。宮川町の芸妓・小桃さんの団扇です

芸舞妓さんの踊りの中で団扇を使うものがいくつかありますが、
その際には自分の名前の入った団扇を持って踊ります。
私の日舞のお師匠さんも芸舞妓さんから団扇を頂くので、
私達もお稽古ではその団扇を使わせていただいています。
祇園東の芸舞妓さんのものなので、あまりお名前を存じ上げないのですが・・・

とても使い易いので、今年は自分の名入れの団扇を作ってもらうつもりです。
8月の舞台を見に来てくださる方に楽屋でお渡しする「まきもの」にしようかと。
本舞台であれば自分の名前を入れた手拭いを、浴衣浚いでは名前を書いた熨斗を
つけたお菓子などを「まきもの」としてお配りする事が一般的に多いようですが、
私はお菓子の他に、特にお世話になった方には団扇もお渡ししようと思います

そんなに量はいらないので、自分の分も含め、早速数本お願いする予定です