株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(3.07.06)

2006-03-06 21:12:15 | 明日のモニタリング銘柄
テクニカル用語の簡単解説

このところの陽気に誘われて、新興株も段々と芽を出してきたようです。しかし、調子に乗ってのあまり急激な成長は、時折この季節に訪れる「冬の戻り」のような寒さにいかれてしまいますので、本当はほどほどの成長が良いのでしょう。

結局、今朝の日経新聞でのフィデリティのアジア地区の総責任者のインタービューにあるとおり、日本株はやはりPER面で高いのは明らかです。フィデリティの場合は、まだまだ割安感のある株への選別投資を行っているから問題ないと言っておりましたが、既に割高感のある株式については、外人勢は、自らの首を絞めるような、一気の売り浴びせは決して行わないはずです。何波かに分けて全体の相場を落とさないように、そろりそろりと売り抜ける算段であることは、頭の片隅に入れておいた方が良さそうです。つまり、あまり昨年12月までのような狂気の高騰は期待しないことです。

さて、そうした全体状況を頭に入れながら、OSC値がまだ低位の株に焦点を合わせて、明日の注目銘柄を探ってみます。

1.3756豆蔵 ▲

 OSCが28%までダイバージェンスしております。こうした山椒は小粒でもピリリと辛い銘柄は、ついPER183倍など何のそのと、注目してみたくなります。豆蔵という名前も、ソフト会社らしからぬ小憎らしい名称であり、筆者のお気に入りです。215Kまでの戻しの期待で明日再度注目。

2.2459アウンコンサルティング ▲

 この株、今日は上げましたが、OSCは+2%の36%と穏便な上げでした。これでも2月23日以来です。それは、この間の調整過程でも結構上げていたためです。次の上げ目安は570Kあたりですが、その後は、またまた低値圏に突入するという稀有なパターンを示している銘柄です。一体何のことか、読者の方々は分からないかと思いますが、要するに、千鳥足のような株価の軌跡を辿っている面白い銘柄なのです。まさに阿吽の呼吸を理解しないと全くこの株も理解できないでしょう。と言うわけで、明日出来高が増えるという前提で570Kから最大580Kまでの切り返しを期待しての注目銘柄です。

3.3773アドバンスト・メディア △

 どうしてこの株それなりの人気があるのでしょう。AMIちゃんの愛称のせいだけではないようです。音声認識技術というものに対する「幻想」があまりに過ぎます。業績発表の都度皆さん幻滅するのですが、またまた甘い期待で買い上がったりします。既にPERは666倍ですよ。この株。過大評価されたジャリタレントどころではありません。筆者が前にも忠告したように、町中で携帯に向かってもぞもぞと喋っている光景は、いかにも変ではありませんか?気違いかと思われてしまいますよね。オフィスでそんなことをしたら、ひょとすると気がふれたと思われて退職ものですよね。しかし、またまた下がったからと言って、買いを入れてきている方々がいるようです。今日はOSCが+4%の51%となり、2月15日以来の高OSCとなりました。強気派が主流を占めてしまったようです。こうなると、2月27日の安値の785Kを抜かざるを得ません。それを勢いよく抜いてしまうとなれば、なんとこの株、次の上げ目安は963K(2月15日の安値)と飛躍してしまうのです。という訳で、地合次第では需給相場がこの株に展開されるかも知れません。一応、AMIちゃんというのは、我が愛猫(2世代にわたって付けていた)の名前でもありますので、音声認識のとんちんかんな世間の受け止め方は横に置いておいて、注目しておきたいと思います。

4.6158和井田製作所 ▲

 この株、ライブドアショックなど関係なく、一貫して今年上げてきております。業績銘柄なのですね。3月3日に何とOSCが28%の異常値をマークしたと思いきや、今日は出来高は少ないものの、再度の高騰劇です。そして、OSCは+3%のたったの31%です。一体全体この株どうなっているのでしょうか。さすが野村が主幹事の銘柄だけあります。底力があるのですね。まだPERは22倍です。高山市の特殊研削盤の中堅メーカーと紹介されておりますが、こうした地味な銘柄にマーケットメイクという派手な取引形態を組み合わせた野村の深謀遠慮がなせる技か?

5.6769ザインエレクトロニクス ▲

 この株、OSCが+1%の35%と低い水準ですが、指数値が2月20日より40K分ほども低いのです。半導体関連のデザイン会社ですが、好業績での見直しのレポートがでているにもかかわらず、この地合で調整を余儀なくされてきました。今日の切り返しで明日以降は指数値も更に戻すことを期待。

6.6900東京電波 △

 1月27日に上方修正した2月1日には2240円をつけた株ですが、今日も下落調整し、ついにOSCが33%まで押されました。指数値が2月20日段階と並んだことが取り上げた理由です。明日更に押されるところからの反発を拾う手ですが、出来高がこのところ少ないことは注意。


7.9065山九 △

 この株の指数値もついに2月20日段階まで下げました。OSCは39%です。800円台を付けたときは67%までOSCが伸びていたことを思うと、これから2-3日の値動きに注意。新日鐵と緊密な関係を持つ搬送、据え付け、保守などを行う運輸会社です。YAMAKYUではなくTHANKYOUです。ロゴマークは山に九を模しているのですが、九の訓読みではピッタリ来ないためだと思われます。

8.7259アイシン精機 ○

 やっと反発し、OSCは+5%の30%まで戻しました。ここからは地味かも知れませんが、着実に上げていくはずです。PER21倍なら国債優良株としては、割高ではありません。円高も一服したようです。新興の値動きの激しい銘柄で神経をすり減らすように薄利を得るより、手堅く明日はこの株が少しだけ押したところを拾って、数日間だまってホールドする方が意外と成績はよいかも知れません。

今日は以上です。

新興市場の人気株はどれをとっても明日は続騰の気配です。従って、OSCが少し異常値を示している銘柄など中心に注目銘柄を抜き出しましたが、今日の引けにかけて高騰した銘柄群であれば、どれでも明日も引き続きチャンスがあるものと思います。
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二番底脱出

2006-03-06 15:33:41 | 株に出会う
金曜日に続いて、引け際の上げ方は見所がありましたね。お陰で、少々早い売りではありましたが、4314ダヴィンチ・アドバイザーズの子株を160Kで売り、愚妻への「資金補給」を行いました。これで一息つけます。また稼がなければなりません。何せ、彼女の累計損失たるや目を覆うばかりです。乏しい資金が枯渇しないように、筆者が昨年から儲けの半分をはき出すことと約束しております。

さて、後場は2413M3で少し稼いだりしましたが、これは明日も上昇基調と判断し、急遽、ボラティリティの高い2321ソフトフロントが、OSCが+6%の30%と抜け出ておりましたので、161Kと引けの158Kの2度に分けて買いました。こういう博打株でも買っておかないと、明日の楽しみが失せてしまいます。

もう1つの放蕩息子、いやメイコだから放蕩娘の6787メイコーは、今日は何とか勘当することを免れたものの、この好地合なのに、引けにかけて売りに晒されかろうじてプラスで終わるのがやっとという有様です。しかし、MM銘柄の一発にかけて、今日のところは抵抗線の7900円割れからの復帰ぶりを評価し、明日以降の「改心ぶり」を見てから判断したいと思います。

ダヴィンチは節目の160Kを引けに抜きましたので、明日は当然170Kが意識されます。OSCが+3%の49%と順調な上昇なので、明日に一応の期待が持てますが、今日結構上げた4321ケネディクスのOSCが昨日の39%から44%へ、8888クリードのそれは38%から46%へ、そして、8902パシフィックマネジメントのOSCは35%から38%への上昇です。ダヴィンチが一足早い上昇過程に入っていたことを、これらのオシュレーター値の推移は窺わせます。従って、明日はここ2日程の勢いは出ないと想定しております。行っても170Kがやっとかと思います。ここらで一旦利確をするかどうかは、明日の動きを見ながら判断したいと思います。

今日は、これから花粉症対策で眼科医に行ってきます。

明日の注目銘柄は、夜になりますがそれまでお待ち下さい。
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新興市場は反転中

2006-03-06 11:36:58 | 株に出会う
新興市場銘柄は、先週末より、1月20日の指数値から下まわるものも出始めており、今日が一応の反転態勢に入るかどうかの節目でしたが、朝方こそ逡巡していたものの、途中からの急激な買い上がりは、底値を確認しての、また東証の下落がないことを確認してのものでした。

しかし、相変わらず短期勝負が筆者は下手ですね。8701イートレードをおりてくるところを244Kで拾ったのはいいのですが、そのまま上にいくかと思いきや、246Kが壁となり逆に241Kまで落とされる始末。

しかたなく、売り方の買い戻しを待つようにしてようやく3度目くらいに246Kを回復してきたところを、やむなく売ってしまいました。その後、244Kから245Kあたりをうろついておりましたが、そこに突然の場の反転です。10時19分に成り買いと思われる400枚の買いがあり、あっというまに250Kです。その前に、壁として機能していた246Kが破られ、247K、248Kと100枚を越える買いが入っておりました。この場面は見ておりませんでした。ほんの1-2分でこうまで劇的に局面が変わることに、追随しようと思う方がこれは無理というものですね。

ということは、以前からの反省点ですが、たとえデイトレといえども、やはり撤退ポイントをもう少し広く取ると共に、売りポイントも大きめに取る必要があります。しかし、軟弱な相場が続いており、あのとき薄利でもいいから売っておけば、という辛酸を筆者も含め多くの参加者がなめ続けております。こういう心理状態の時は、一度か二度は売りを我慢できても、なかなか3度目のチャンスには思わず売ってしまうものです。

しかし、よく考えると、3度も戻すということは、それだけ今日の相場での粘り腰が強いということに他なりません。つまり、買い方の視点から今売るべきかどうかを考えないと、自己中心的な弱気虫に雰囲気としては負けてしまうものですね。

今日のイートレードで言うと、下目は3日の233Kですから、これを下まわらないレベルまで我慢し、戻し目安は257K(1日の安値)に置くぐらいのトレランスの取り方が適当だったようです。

と言うわけで、他の持ち株の4314ダヴィンチ・アドバイザーズも下落には悠然とかまえ、売り目安の160Kで愚妻への進呈用を指しております。きょうはそのあたりまでは届くのではないでしょうか。昼休みに、今日の場の回復ぶりを見た方の買いが入るかと思っております。160Kはやはり25日線でもあり、2月15日の安値の壁でもありますので、ここでは一旦跳ね返されるものと思っております。

もう1つの700円の損を抱えた6787メイコーも何とか危機を脱したようです。今日プラ転してOSCが44%くらいまで上昇してくれると、明日は本格的な上げを期待。
コメント (2)
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