今日の日経の16面の小さな記事に読者の方々は気づかれたでしょうか。
ジャスダックの「投資部門別売買代金差額」という統計データが載っており、そこで明らかになったのは、2月の4週(20日~24日)は、外国人が最も大きな買い越しを行っており、その金額は119億円だったとの記事です。個人は86億円の売り越しです。
その1週前の3週は、個人の買い越しの188億円に対して、外国人の買い越しは39億円にすぎませんでした。
残念ながら、ライブドアショックのあった1月16日~20日の週次報告がジャスダックのHPで提供されておりませんでしたが、1月の月次報告では、個人の買い越しが315億円に対して、外国人は551億の売り越しでした。(週あたり100億少々の売り越しか)
一方、これは別のブログからの情報ですが、ライブドアショックがあった1月16日~20日の東証のデータは、個人の買い越しが4225億に対し、外国人の買い越しは521億円にすぎなかったようです。
つまりジャスダックについては、1月のライブドアショックの時は個人が買い越し、外国人が売り越し(それに証券の自己売買部門も売り越し)だったのに対して、今回の2月後半の下落時には、証券会社の自己売買部門(26億)と個人(86億)が売り越したのに対して、外国人が昨年の12月の第三週以来の100億円を超える買い越しだったという事実です。他に買い越しは投資信託の39億が目立つ位です。金融機関も売り越しです。
これらの統計データが物語っていることは、ライブドアショックの時の下落は個人の追い証に追い立てられての狼狽売りなどではなく、証券会社や外国人(新興銘柄のみ)などの「プロ」の戦略的な売りが、あの下落を招いたとううことですね。
今回は逆のようです。個人も証券会社も売り越しているのに対して、外国人がその受け皿となって買い越しているのです。
筆者は、昨年末以来、年明けには割り高となった日本株の外国人売りが始まるとこのブログにも書いてきましたが、それは1月段階では東証については事実とは異なっております。(その後2月に入って売り越しに転じたのでしょう)ジャスダックのデータでのみ外国人は売り越しをしていたようです。その理由は、憶測ですが、やはり新興市場が過熱しすぎたと外国人は考え一旦利確したと思われますが、東証については全体の景気動向からくる業績期待からもまだまだ売り優勢となっていないことを窺わせております。
そして、その新興市場での過熱感が冷まされた2月4週になって一転、外国人がほぼ一手に買いを引き受けている訳です。これは大きな事実ですね。統計データは新聞などの論調と違って隠しようのない事実しか物語りません。時には、こうした見方も必要です。
先週末、一部の新興市場(特にヘラクレス)が急上昇しました。これが新年度入りして更に加速した(?)外人買いかどうかはよく分かりませんが、個人も追随したことだけは確かなようです。何しろ、個人はライブドアショックの時には、大幅買い越しをしており、その後の相場上昇で結構な儲けを手にしているのです。その儲けを2月後半のきつい下落相場で結構吐き出したとはいえ、再度買い上がる資金は手元にあると筆者は思います。そうなると、後は戦略的に売り越しした証券の自己売買や金融機関などが買いに入れば相場は一気に上昇します。
まあ、これらの見方はアマチュアの戯言と見て下さって結構ですが、少なくともデータからはこのような見方もできるようです。
実際にそうなると良いですね。
ジャスダックの「投資部門別売買代金差額」という統計データが載っており、そこで明らかになったのは、2月の4週(20日~24日)は、外国人が最も大きな買い越しを行っており、その金額は119億円だったとの記事です。個人は86億円の売り越しです。
その1週前の3週は、個人の買い越しの188億円に対して、外国人の買い越しは39億円にすぎませんでした。
残念ながら、ライブドアショックのあった1月16日~20日の週次報告がジャスダックのHPで提供されておりませんでしたが、1月の月次報告では、個人の買い越しが315億円に対して、外国人は551億の売り越しでした。(週あたり100億少々の売り越しか)
一方、これは別のブログからの情報ですが、ライブドアショックがあった1月16日~20日の東証のデータは、個人の買い越しが4225億に対し、外国人の買い越しは521億円にすぎなかったようです。
つまりジャスダックについては、1月のライブドアショックの時は個人が買い越し、外国人が売り越し(それに証券の自己売買部門も売り越し)だったのに対して、今回の2月後半の下落時には、証券会社の自己売買部門(26億)と個人(86億)が売り越したのに対して、外国人が昨年の12月の第三週以来の100億円を超える買い越しだったという事実です。他に買い越しは投資信託の39億が目立つ位です。金融機関も売り越しです。
これらの統計データが物語っていることは、ライブドアショックの時の下落は個人の追い証に追い立てられての狼狽売りなどではなく、証券会社や外国人(新興銘柄のみ)などの「プロ」の戦略的な売りが、あの下落を招いたとううことですね。
今回は逆のようです。個人も証券会社も売り越しているのに対して、外国人がその受け皿となって買い越しているのです。
筆者は、昨年末以来、年明けには割り高となった日本株の外国人売りが始まるとこのブログにも書いてきましたが、それは1月段階では東証については事実とは異なっております。(その後2月に入って売り越しに転じたのでしょう)ジャスダックのデータでのみ外国人は売り越しをしていたようです。その理由は、憶測ですが、やはり新興市場が過熱しすぎたと外国人は考え一旦利確したと思われますが、東証については全体の景気動向からくる業績期待からもまだまだ売り優勢となっていないことを窺わせております。
そして、その新興市場での過熱感が冷まされた2月4週になって一転、外国人がほぼ一手に買いを引き受けている訳です。これは大きな事実ですね。統計データは新聞などの論調と違って隠しようのない事実しか物語りません。時には、こうした見方も必要です。
先週末、一部の新興市場(特にヘラクレス)が急上昇しました。これが新年度入りして更に加速した(?)外人買いかどうかはよく分かりませんが、個人も追随したことだけは確かなようです。何しろ、個人はライブドアショックの時には、大幅買い越しをしており、その後の相場上昇で結構な儲けを手にしているのです。その儲けを2月後半のきつい下落相場で結構吐き出したとはいえ、再度買い上がる資金は手元にあると筆者は思います。そうなると、後は戦略的に売り越しした証券の自己売買や金融機関などが買いに入れば相場は一気に上昇します。
まあ、これらの見方はアマチュアの戯言と見て下さって結構ですが、少なくともデータからはこのような見方もできるようです。
実際にそうなると良いですね。