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明日の注目銘柄(3.06.06)

2006-03-05 09:59:17 | 明日のモニタリング銘柄
テクニカル用語の簡単解説

さて、週も変わって気分を入れ替えての明日の注目銘柄です。

1.8701イートレード証券 ○

 これだけ押された株です。当面は290Kあたりまでの戻しはあるかと思います。OSCは46%で24日の最後のプラ転時の45%を抜いております。乖離幅は-5Kです。一応の目安としてのPERですが、MBHが26.69倍、カブドットが27.19倍、HS証券が20.1倍、極東証券17.1倍、トレーダーズ証券67.93倍などに対して、イートレは50.59倍です。まあ、成長力その他での将来期待を加味して、まだ高いと見るかどうか微妙なところではあります。トレーダーズがピーク時の260Kからの下落率が42%、カブドットは42%、イートレは41%です。不思議と同じくらいに調整しておりますね。筆者は判官贔屓症のせいか、イートレのアドバンテージはあまり感じませんので、北尾流の株価演出が効き過ぎておりまだ割高と思いますが、ともあれ、切り返したかに見えたときの追随買いは必ずありますので、明日の値動きにご注目下さい。

2.9378ワールド・ロジ ▲

 OSCは53%で3月1日のコンバージェンスした時の54%にほぼ並びました。ともあれ1月16日の490Kからの下落率も大きく、切り返したと見てよさそうです。

3.8789フィンテックグローバル △

 この株、OSCが-2%のダイバージェンスしていることを△の理由としておりますが、明日の不動産のファンド系の動きがよければ、当然に連れ高すると思われます。指数値は2月20日に並びました。マイナス圏に落ちてからの反発を狙う戦法です。

4.4296ゼンテックテクノロジー △

 動きが読みにくい株ですが、基本的にはボックス圏で揉み合っているようです。つまり、下値は615K近辺、上値は700K近辺です。700K近くまで行っては戻されるという形です。それをOSCで見ると金曜日は3月1日の49%に並びました。そして、その日の高値にほぼ並んで終わっております。常識的には明日はまたここからの利確の売りまたは空売りが入ると考えると、今度は今の相場では630Kあたりを底にしての反発となることが予想されます。ここらで待ち受ける戦法です。25日線の751Kが当面の上限と考えつつ、切り返しポイントを過ぎてから拾うのが鉄則ですが、その見極めが実に難しい株です。デイトレの技磨きには絶好の株です。

5.6708エプソントヨコム ▲

 3日は一時上げたものの最後は押されました。しかしこれで2月21日の安値にほぼ並ぶところまで調整されております。OSCは+2%の34%でコンバージェンス。明日は更に押されて、2月14日の960円あたりまで降りたところを拾う絶好のチャンスかも知れませので注目。指数値は1月23日以来の低さです。

6.8892日本エスコン △

 この軟弱相場で一人気を吐いているのがこの銘柄です。あまり好きでない銘柄ですが、ここまでくるとそうも言っておれません。PERが何と13.4倍のせいか、大和総研が3月1日に目標株価を112万にしたそうです。OSCはしぶとく前日同値の56%です。このパターンは、明日の押し目での反発を狙うと良いかと思います。1つ気になるのは金曜日に異常に出来高が細ったことです。その前日の高値掴みの方も息を潜めて様子を窺っているようです。いずれにしても高値追いの銘柄です。藪の中の隠れ武者の動向には特にご注意下さい。

7.4314ダヴィンチ・アドバイザーズ ◎

 絵に描いたようなOSCの反転です。+7%の46%で2月28日の43%、その前の2月24日のピーク値の38%をきれいに抜き去りました。当面の戻し値の目途は、まず25日線の160K、それから2月9日、10日の安値レンジの170K~180Kです。その後はずっと下って1月16日の安値の200Kですが、そこまで戻すのにはチョイと時間を要するでしょうか。とにかく節目の160Kでは押し戻されるでしょうが、その後170K~180Kまで来週行くのかどうか注目です。明日は、高く始まってもほどほどならそれに乗り、160K近くでの寄りなら一旦利確の動きを待って150K近辺まで落ちるのを待つと良いかと思います。何しろこの株、強者揃いの売り方もおりますので。

8.ダヴィンチ以外の不動産株 ▲

 4321ケネディクスもOSC39%で絶好。戻し目途は540K。8888クリードもOSCが+4%の38%です。戻し目途は490Kあたり。8902パシフィックはチョイと微弱なサインですので、戻し目途は控えめに275K。2337アセットもOSCが+3%の43%で直近ピーク値抜きです。戻り値目安は当面300Kから最大320Kあたり。

9.2725ITX △

 新興市場が軟調な中で健闘していると言えます。OSCが+1%の49%でのプラ転です。戻り値目途の225Kあたりを狙っての小幅利鞘抜きにいかがでしょうか。

9.8739スパークス・アセット・マネジメント △

 この株も今の相場に弄ばれているような値動きですね。川に落とされてずぶぬれになった犬を鞭打つようなものです。しかし、そろそろ2月20日の安値213Kが迫ってきました。指数値面ではあと3Kか5K位下がればその水準に達します。昨年8月9日に、200Kを割ったときの指数値には、あと16K程の下落で追いつきます。この時、筆者は我慢に我慢を重ねホールドし続けたのでよく覚えております。その地点からすると、あと10Kも落ちれば買いということになります。明日というより、今週のこの株の動きに注目下さい。

10.4792TFPコンサルティング △

 OSCが46%のダイバージェンスですが、2月24日のピーク値に並びました。切り返した形です。明日の戻し目途は430Kから450Kですが、410あたりの押し目を狙うことでしょうか。

11.2389オプト △

 DACやサイバーコムもそうですが、インターネット広告銘柄が立ち直ってきたようです。OSCが+7%の45%と直近の2月27日の40%を上回ってきました。しかし、まだ病み上がりです。戻し目途は560Kあたりの控えめなところに置いた方が良いでしょうね。この株の名前に影響されて、あまりオプティミスティックにならないことです。

12.6720プリヴェチューリッヒ企業 ▲

 最後に仕手株のダークホースを1つ。OSCが+4%の50%と順調に伸ばしました。指数値は金曜日段階と2月20日が同値でしたので、昨日は切り返したようです。この株は玄人さんの手練手管にやれらないよう、必ず220円前後の押し目を狙って下さい。最悪215円までの下落があればそこで拾うくらいの戦法でいかないと、目眩ましにあうこと確実です。

全般にはまだまだ病んで床に伏せっている銘柄が多く見られます。全般には更に落ち込むかも知れません。金曜日の勢いで不動産系の銘柄がどこまで牽引できるか不安もありますので、慎重に場の雰囲気を見極めながら対処するつもりです。

なお、NYダウなどは若干の下げに留まっておりますので、ほどほどのポジションから始まるのではないでしょうか。昨日のブログで書いたように、ジャスダックの外人買い越しのデータもあります。そろそろ勝負時です。幸運を祈ります。
コメント
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